タイムトラベルを題材にしたミニキャンペーンシナリオです。コンベンションでプレイすることを想定しているため、内容は短めです。
時間短縮のため、ヒーローとフェロウの出会いのドラマはあらかじめ準備してあります。
各プレイヤーには、データ部分および口説き文句を考えてもらってください。


熱血専用!シナリオ「翼を持った少年」



【新番組のお知らせ】
 モールド王国は大した資源も誇るべき産業も持たない辺境の弱小国であった。それを憂いた王は、国を挙げて古の技術である魔導科学の研究を始めた。
 10年後。魔導科学の力によって国は富み、モールド王国は強大な軍事力を手にした。力に奢った王は国号を魔導帝国と改め帝政を布き、諸国に対して侵略戦争を開始した。
 対する諸国家は自由諸国連盟を結成し、帝国への抵抗を続けている。が、時代は徐々に帝国側へと傾きつつあった。
 帝国の圧制に終止符を! ――人々は英雄の誕生を待ち望んでいる。

新番組「熱血専用! 翼を持った少年」
――君は時代の目撃者となる!




【キャスト】
▼PC1 ヒーロー
 あなたは幼い頃に両親を亡くし、山間の寒村で祖父と2人暮らしている。
 世界は魔導帝国の侵略によって混乱を極めていたが、ひなびた村での生活は世間の喧騒とは無縁であった。
 そう、招かれざる来客によって、あなたの環境が一変してしまうまでは……。
※15〜18歳の少年でお願いします。

▼PC2 優しき聖女
 10年前、ヒーローがあなたにくれた指輪。
 それは幼き日の約束、だけどあなたにとっては今でも大切な約束だ。
 いつかまた、あの時の言葉が彼の口から聞ける。そう信じ、あなたは今日も修行に励んでいる。
※ヒーローの幼なじみです。主役シナリオはありませんが、見せ場は用意されています。

▼PC3 クールな反逆者
 あなたはモールド王国に仕える忠誠心篤き騎士であった。
 その忠誠心は王国が帝国に姿を変えても揺らぐことはなかった。皇帝陛下の御為、あなたは帝国の侵略戦争に参加した。
 しかし、皇帝陛下は変わられてしまった。
 その事に気づいたあなたは、帝国を出奔し、ヒーローと行動を共にすることを選ぶ。
※男性キャラでお願いします。ヒーローの時代よりも十数年前の時代を生きた人間です。過去に迷い込んだヒーローと出会い、仲間となりました。主役シナリオ有。
※キャラメイク時に「ファイナルバトル」と「劇的復活」を取ってください。

▼PC4 気丈な女戦士
 あなたの父は帝国と戦った英雄である。いつか自分も父のような立派な勇者になる、そう信じて剣の腕を磨いてきた。
 しかし、運命はあなたではなく、ヒーローを勇者として認めた。ならば、ヒーローと行動を共にし、本当に彼が勇者に相応しい人物かどうか見極めてやろう。あなたはそう決意した。
※ヒーローと同時代の人間です。主役シナリオ有。

▼PC5 無垢な人造人間
 あなたのマスターは覇道帝国皇帝である。あなたは彼と共に魔導帝国を滅ぼし、新国家を作り上げた。そして共に血の粛清を行い、恐怖政治の礎を築いてきた。
 身罷る直前、皇帝はあなたに最後の命を下した。過去の時代に戻り、自分を殺してくれ、と。
 そして、あなたは時を遡る秘術を使い、ヒーローの前に現れた。だが、ヒーローの真摯な言葉によって、あなたは当初の命令の実行を延期することにした。
 彼が道を外した時、あなたは彼を止める最後の砦となるだろう。
※ヒーロー暗殺の命を受け、未来からやってきた人造人間です。元の時代に戻る術は失っています。主役シナリオは用意されていないので、自分から積極的に物語や他PCに絡んでいきましょう。

※最低必要プレイヤー人数は4人。その場合は、PC5枠を外すこと。
※詳しい「出会いのドラマ」は下記を参照のこと。


優しき聖女
運命アイテム=絆の指輪
出会いの時代:現代

 10年前、子供だったヒーローが何の気なしにくれたペアリング。

「(口説き文句)」

 その言葉に見合うだけの女性になりたくて、修行に励んだ10年間。
 彼が何気に左の中指にその指輪をはめているのを見て、いつもドキドキしていた。
 元気が欲しい時は、お守り代わりに彼のくれた指輪を握り締めて……。
 そして10年。
 彼も私も大人になった。またあの時の言葉ば彼の口から聞ける、そう信じているの。



クールな反逆者
運命アイテム=真実の鏡
出会いの時代:過去(十数年前)

 私の家は代々モールド王国に仕えてきた名門騎士の家系である。その忠誠心は王国が帝国へと姿をかえても変わらなかった。
 帝国のやり方に心底から賛同していたわけではない。だが、真の騎士であるのならば、忠節を曲げず、皇帝陛下に仕えるべき、そう堅く信じていた。
 妙な機械に乗ってやってきたヒーロー。奴の言葉によって、真実に気づくまでは……。

 私は家宝の真実の鏡を使って、皇帝陛下を見た。そこに映し出されたのは、かつての慈悲深く賢明であった陛下の姿ではなかった。
 一体奴は何者?
 私は真実を知るため、ヒーローと行動を共にすることを決意した。それが皇帝陛下をお救いする唯一の方法。たとえ反逆者と呼ばれても、私は自分が為すべきことを為すまでだ……。



気丈な女戦士
運命アイテム=勇者の紋章
出会いの時代:現代

 私の父ユリウスは勇者であった。私がまだ子供の頃に帝国の策謀によって命を落としたが、父との思い出は何物にも変えがたい宝物だ。
 父の体には、勇者たる証の紋章が刻まれていた。それは娘である私にも受け継がれている。だから、私は父の後を継いで、魔導帝国と戦う勇者になると誓った。

 私は父の仇である帝国の将に戦いを挑み、そして敗れた。絶体絶命の私の窮地を救ったのはヒーローだった。
 卑劣な将軍の罠にヒーローは深手を負った。その時、私の体に刻まれた紋章が輝き、ヒーローの傷を癒したのだ。
 勇者の紋章はヒーローを救った。どうやら私は勇者ではなかったらしい。――いや、まだ分からない。勇者ユリウスの血を引く私こそが真の勇者! あいつには負けられない。



無垢な人造人間
運命アイテム=勇者の武器
出会いの時代:現代

「(ヒーロー)様ですね?」
「覇道皇帝(ヒーロー)様の御遺命により、あなたのお命頂戴します」

 あなたは近い将来魔導帝国を打倒し、自ら皇帝となり、覇道帝国を作り上げます。私も傍らで覇道帝国の樹立をお手伝いさせていただきました。
 恐怖皇帝と呼ばれたあなたは、血の粛清を行い、多くの人を殺めました。あなたはいつも孤独で、我々のような人造人間にしか心を許しませんでした。
 そして、最後にあなたは私に頼んだのです。過去に戻って、自分を殺してくれと。
 私は時間を遡る秘術を用い、この時代にやって参りました。あなたから預かりしこの剣に誓い、あなたの命を頂戴いたします。

「(口説き文句)」

 ……それは新たなご命令ということですね。
 承知しました。では、そのようにいたしましょう。ただし、あなたが覇王の道を歩み始めた時は、当初の命令を優先いたします。


【第1話 翼を持った少年 ――プロローグ】
 ヒーローは早くに両親を亡くし、山間の寒村で祖父ウォルドと共に暮らしていた。
 ある日、村に帝国軍が現れ、祖父が持つ「帝国の最高機密」の引渡しを要求する。祖父はこれを拒否し、ヒーローに「帝国の最高機密」を託す。
 それは時を自在に行き来できる乗り物「タイムエクスプローラー」であった。ヒーローは幼馴染と共にタイムエクスプローラーに乗り込み、間一髪のところで帝国の魔の手から逃れる。
 祖父は最後に「このマシンを帝国に渡してはならない」「いずれワシと再会することになるじゃろう。その時はワシを止めてくれ」と言い残す。

※プロローグ的な内容です。登場するPCはヒーローとPC2だけなので、PC3〜4は帝国兵をプレイすると楽しいです(笑)
 祖父ウォルドは後に再登場するので、いいおじいちゃんっぷりを第1話で印象付けておきましょう。



この後、タイムエクスプローラーと共にヒーローは旅を続けます。その中でPC3〜5と知り合い、共に旅をする仲間となります。
フェロウとの出会いのドラマを簡単に演出するとよいでしょう。
シナリオ作成者であるらっこ。のオススメは「ヒーローの口説き文句」を実際にヒーローに音読させることです。盛り上がりますよ!

なお、第2話は第1話の時代より30〜40年ほど前の時代になります。



【第2話 駆け出し騎士と戦乙女 ――気丈な女戦士主役シナリオ】

◎主役が読み上げる今回予告
 帝国兵に追われていた旅の騎士を助けたあたしたち。開口一番、彼から飛び出した言葉は、謝礼ではなく愛の告白だった。
 冗談じゃない、あたしは自分より弱い男なんてまっぴらだね!
 あたしはあんたが頼りないから同行するのであって、別にあんたの求愛を受け入れたわけじゃないんだからね?
 ……仕方ないだろ、何だか放っておけないんだからさっ。

次回・熱血専用!「駆け出し騎士と戦乙女」
――君は時代の目撃者となる!

◎主役のテーマ
 自分に寄せられる一途な想いに戸惑い、揺れる女心を演出してください。

シーン1
 旅の道中、一行のすぐ横を馬に乗った騎士がものすごいスピードを通り過ぎる。もう少しで接触して大惨事になるところだった。騎士の危険な行為に文句を言っていると、今度は先ほどの騎士を追いかけて、黒衣の帝国兵が現れる。ここで全員瞬間反応「7」の判定を行ってもらう。失敗すると、うまく避けきれずにレベル2の熱血ダメージ(1D6ポイント)を負う。
 騎士は帝国兵の攻撃によって落馬し、包囲される。それなりに腕は立つようだが、所詮多勢に無勢。助けないと! 一般戦闘。敵は40人。熱血ダメージは2レベル。

シーン2
 騎士は女戦士の方を呆然と見つめている。開口一番「ぼ、僕と結婚してください!」と叫ぶ。どうやら女戦士に一目ぼれしてしまったようだ。彼女の素晴らしさをとつとつと語る。「あなたのしなやかな身のこなしは、まるで豹のようだ」「ああ、コレが運命の出会いというものか!」「僕は今、戦の女神と共にある」
 騎士が兜を脱ぐと、現れるのは少年(15歳くらい)の姿。
 女戦士は人間観察「5」の判定を行い、成功すると何処かで会ったことがあるような気がする。
 褒めちぎった後。騎士はようやく落ち着いて事情を話す。彼の名前はジュリアス。一介の騎士とのこと。任務を帯びて、神殿に向かうところらしい。彼は一行に護衛として同行してもらえないだろうかと依頼する。

シーン3
 その後は何事もなく、宿場町にたどり着く。神殿は普段、霧に閉ざされていて、安息日にしか開かれない。少し時間があるため、ジュリアスは女戦士をデートに誘う。
 女戦士以外のプレイヤーはジュリアスをロールして、デート中の出来事を演出しよう! もちろん覗き見も忘れずに?
 にぎやかな商店街や海の見える公園、街が一望できる時計台などを巡る。
 デートの最後。ジュリアスは改めて女戦士にプロポーズをして、任務を終えた後でもう一度答えを聞かせて欲しいと伝える。

シーン4
 安息日。神殿へと急ぐ一行。そこへ黒衣の騎士が再び現れる。「許さんぞ女。弟の仇はとらせてもらう」
 どうやらシーン1で戦った帝国兵の生き残りのようだ。
 騎士は弓を女戦士に向かって放つ。「危ない!」とジュリアスが割り込んで、女戦士をかばう。そして「僕のために泣いてくれるなんて」などと死亡フラグを立てた後、気絶する(死んでいるように見える)
 再び熱血戦闘。50人+熱血ダメージ3。熱血戦闘は行わないが、女戦士への復讐に燃える黒騎士の行動をきちんと演出するとよい。

シーン5
 ジュリアスの怪我は命にかかわるものであった。しかし、彼の背中にあった勇者の紋章が光り、彼の傷を癒す。
 女戦士は彼と初めて出会った時に感じたものの正体を知る。女戦士が敬愛する父。その若き日の姿こそがジュリアスだったのだ。
 ジュリアスは無事、神殿にたどり着くことが出来た。彼の家に代々伝わる「時のオルゴール」を神殿に預けに来たのだ。(帝国に狙われているため)
 そして約束どおり、返事を聞かせて欲しいと女戦士を見つめる。さて、なんと答えるのか……。
 ジュリアスと別れた後、一行は再び旅を続けるのであった。



女戦士のシナリオの後、タイムエクスプローラーに乗って少し時代が進みます。
第1話より10年ほど前の時代となります。



【第3話 さらば友よ! (反逆者の名前)、暁に散る! ――クールな反逆者主役シナリオ】

◎主役が読み上げる今回予告
 帝国で共に学んだ友、アリオス。
 彼は拡大を続ける帝国の現状を憂い、帝国を内側から改革するべく文官になった。
 道は違えど、目指す方向は同じ。あいつなら俺たちの力となってくれる。
 そう信じていた。そう、信じていたはずなのに……。
 何故だ!? 答えてくれ、友よっ!

次回・熱血専用!「さらば友よ! (あなたの名前)、暁に散る」
――君は時代の目撃者となる!


◎主役のテーマ
 愚直なまでに友を信じましょう。
 そして「ファイナルバトル」で美しい散りざまを演出しましょう。死んでも大丈夫、GMの都合により、次回シナリオにて「劇的復活」してもらいます。

シーン1
 街の酒場で食事を取っていると、色々と噂話を耳にする。各国の神殿が帝国軍の急襲を受けた。前回シナリオで一行が訪れた神殿も例外ではなかった。
 また、反帝国の有力都市グラストで大規模な爆発事故があったらしい。何かが起きている。情報を集めるため、一行は反逆者の旧友であるアリオスという男の元を訪ねることになった。彼は帝国の属領で役人として働いている。

シーン2
 アリオスは自宅に一行を迎え入れ、歓迎してくれる。旧友との再会に思い出話に花が咲く。ここで反逆者とアリオスの回想シーンを全員で演出すること。(反逆者以外のプレイヤーがアリオスを担当する)
 GMは「2人が一人の女性に恋するものの、結局2人とも想いを伝えることが出来なかった」という話を演出すること。
 回想のあと、観察「4」の判定を行ってもらう。成功すると、屋敷に何か違和感を感じる。屋敷が荒れているとか、全ての食器が2組ずつあるとか……

シーン3
 夜、気配察知「5」で物音に気づく。物音の正体は帝国兵で、反逆者の寝込みを襲うつもりの様子。何とか逃げ出すことが出来るものの、既に屋敷は包囲されており、大騒ぎになる。
 ちなみに屋敷にアリオスの姿はない。

マスターシーン
 白衣を着た男とアリオスが屋敷を見下ろす丘の上から逃亡劇を見物している。
 白衣男「わざと逃がしたわけではあるまいな?」
 アリオス「まさか、ご冗談を」
※白衣男は次のシナリオに再登場するので、嫌味なマッドサイエンティストっぷりを演出しておくとよい。

シーン4
 逃避行の一行の前に、大軍を率いたアリオスが現れる。そして反逆者を逃亡者として断罪する。兵士は多く、一般戦闘で解決できる数ではない。ここで反逆者が「ファイナルバトル」を発動させなければ、全員討ち死にしてしまう。(そのように断言しちゃってください)
 カッコいい散りざまを演出しよう!
※手の空いたプレイヤーにアリオスや周りの帝国兵を演じてもらうとよいでしょう。

シーン5
 アリオスは手出し無用と部下に命令し、一人反逆者と対峙する。
 何故こんなことを? 戦いの中で反逆者は友の真意を知る。アリオスは身重の妻を人質にとられ、仕方なく帝国に従っていたのだ。その妻はかつて2人が思いを寄せていた女性だった。
 アリオスは反逆者によって倒されるが、反逆者も重傷を負い、行方不明となる。(崖下に転落する、とか……)
 思いっきりカッコよく演出してください。

シーン6
 一方、逃亡中のヒーロー一行。突然雨が降ってくる。帝国軍が撤退していくのが分かる。一体何を思うのか。ラストは生死不明の反逆者の様子を演出して終了。(川に流されている、とか……)



【第4話 時を越えた想い! タイムエクスプローラー誕生の秘密 ――ヒーロー主役シナリオ】 

◎主役が読み上げる今回予告
 くそっ、帝国軍め! (PC2:      )を返せ!
 (PC3:      )を失い、悲しみにくれる僕たちの前に新たな困難が立ちふさがる。
 帝国軍との衝突で壊れたマシン、そして帝国の手に落ちた(PC2:      )。
 待ってろよ、(PC2:      )。必ず僕が助け出してやる!

次回・熱血専用!「時を越えた想い! タイムエクスプローラー誕生の秘密」
――君は時代の目撃者となる!


◎主役のテーマ
 仲間との絆を深めましょう。一度挫折して、弱音を吐いてみてはどうでしょうか?(笑)
 きっと仲間たちが挫けたあなたの心を奮い立たせてくれますよ。

マスターシーン
 2人の若い研究者(男女)が大型の機械を囲んで作業をしている。「遂に完成だ、さあ起動するぞ!」
 その時、大爆発が起き、辺りは瓦礫の山と化す。そこへ一人の壮年の男が駆け込んでくる。しかし、2人の研究者は爆風によって致命傷を負っていた。男は2人の名前を呼び、空を仰ぎ、号泣する。
 その後、意気消沈した男は酒に溺れる。そこへ一人の科学者(第3話にてアリオスと会話していた人物)が現れ、帝国で研究しないかと持ちかける。男は拒否するが、科学者は奇妙な機械を使い、男の意思を奪ってしまう。元々、男たちは時間を止めて食料などを長期保存する方法を研究していた。帝国はその技術を応用して、時間を自在に操ることが出来るのではと着目したのだ。

※壮年の男はヒーローの祖父ウォルドです。

シーン1
 天翔けるタイムエクスプローラーと帝国戦艦。操船「5」の判定を3回行ってもらう。失敗するたびにレベル1の熱血ダメージを受ける。判定時にシーンを演出すると、難易度が下がり、「7」になる。
 何とか戦艦から逃げようとするが、戦艦の主砲はタイムエクスプローラーを捕らえ、遂に撃沈されてしまう。

シーン2
 大破したタイムエクスプローラー。帝国軍は謎の機械を聖女に向ける。すると大きな反応。「適合者です! 隊長!」「何ぃ! 所長に連絡を」
 そして一行に命が惜しければ、聖女を引き渡すように要求する。「大人しく引き渡せば、それ以上攻撃はしない」
 今回予告の通り、聖女は帝国の手に落ちる。
 ヒーローは大変落ち込む。反逆者には任意のタイミングで「劇的復活」するよう伝えること。

シーン3
 聖女は研究所に軟禁される。クレアという人造人間と幼い子供が聖女の身の世話をしてくれる。人間観察「2」に成功すると、子供ににどこかで会ったことがあるような気がする。
 人造人間は聖女に親切にしてくれる。話を聞けば、以下の事情を話してくれる。

 ・聖女は現在、マスターが行っている研究の適合者として認識された。研究が完成した暁には、被験者として協力してもらうことになるだろう。
 ・マスターは事故で家族(息子とその妻)を失って以来、人が変わってしまった。よき祖父だったのに、最近は孫(クレアと一緒にいる幼い子供)の顔も見にこない。元の優しいマスターに戻って欲しい。

 事情を聞きだしたところで、研究所の職員が聖女を連れて行く。

※子供の正体は、幼き日のヒーローです。それを踏まえて、演技しましょう。

シーン4
立ち直ったヒーローは帝国の衛星都市レイゼンに到着する。ここに聖女は囚われているのだ。
酒場での情報収集(人造人間に出番を振ってあげるとよい)の結果、町の郊外に巨大な研究所があること、最近他国から優秀な研究者ウォルドが招聘され、研究所の責任者になったことが分かる。聖女は研究所に囚われているようだ。

シーン6
夜。研究所に突入。プレイヤー自ら困難な状況を演出し、華麗に潜り抜けてもらおう。演出なので、特に判定は不要です。
そしてウォルドと対面。彼は邪魔をするな小僧! と聞く耳を持たない。そして自らの前に魔導フィールドという防護結界を展開する。何とか説得しよう。
ウォルドの額にはいわくありげなサークレットが飾られている。ヒーローたちの言葉でウォルドは己を取り戻し、サークレットは砕け散る。

シーン7
冒頭のマスターシーンに登場した科学者が登場。「私の術を破るとは大したものです」
名前はロイド。「だが、今ココで研究を中断するわけには参りません。邪魔者は実力排除させていただきますよ」
身の丈の三倍ほどもあるマシンに乗り込み(帝国軍秘密兵器カオスレイバー)、ヒーローに戦いを挑む。

ダークサイドヒーロー
帝国軍魔導科学研究版所属ロイド(32歳)
悪役修正:30 天命:60
必殺奥義:マグネットフィールド 
あらゆる攻撃を跳ね返す絶対防護壁。
必殺奥義:マグネットフィールド反転  魔導帝国の技術の粋をお見せしよう!
マグネフィールドに与えた攻撃を溜め込み、一気に跳ね返す
必要超闘気:110 損害修正+10
スペシャル戦闘演出 重力発生装置 敵の動きを鈍くする
※ロールプレイについては、ロボットものアニメの悪役を参考にするとよいでしょう。



全てが終わった後、ウォルドは幼少期のヒーローを連れて、遠くへ引っ越す。その時にタイムエクスプローラーを修理してくれる。
ロイドは物語の中ボス的存在のため、シナリオ上のエンディングは特に用意していません。この後、、アリオスの妻を助けに行く話が続くものと思われます。
各プレイヤーの希望通りに演出してください。




タイムトラベル題材のため、時間軸が混乱すると思うので、上記をプレイヤーに見せて、どういう時代なのか説明してください。基準となる「現代」は第1話。それより下が過去、上が未来です。

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