ADAMSS? 「愛って後悔しないことだったんだな」
投稿者:バプティスタ 投稿日:12月21日(木)00時31分04秒 ADAMSS?
「愛って後悔しないことだったんだな」
その日、その女は朝から飲んでいた。
正確には、男と別れる と口にした日から・・・・・
「はぁ・・・私、何やってんだろ」
女は空になったグラスをぼ〜っ と見ながら呟く。
女は自分に問いかける。
毎日酒に逃げて、現実逃避をして、これでいいの?
・・よくない。
明日から、またいつもの自分に戻る・・か。 女は決心した。
それから数ヶ月
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
「はろはろ〜」
「なんだ・・まりなか・・・・」
「なんだ とは失礼ね」
「・・それで何のようだ?」
「う〜ん。用って訳じゃないけど、元気そうでよかったわ」
「まりなこそリハビリ 大変みたいだな・・・・」
「ううん、平気よ。 それより弥生こそ本当に大丈夫なの?
大切な最愛の人を失う苦しみは、私だって体験したことあるし・・・・って、嫌なこと思いださせてごめんね」
「・・・どういうことだ?失うって??」
「そうそう、これは表には出てなかったけど、手帳にはこう書かれていたそうよ。『弥生すまなかった。お前の苦しみを考えもせず、気持ちを踏みにじり・・・・最後にこれだけを言わせてくれ。世界一愛してる』って』」
「どういうことだ!!」
女はまりなの肩をつかむと・・・
「どういうことだ!説明してくれ!!」
まりなは口を開いた。
弥生の知らないすべてのこと、小次郎のことを・・・・
「・・そんな」
弥生は知らなかったのだ。
戻る