この世の果てで恋を唄う少女YU−NO

パラテルワールド編

 


 

絵里子「で、あるからして歴史は平行になっているといえる。」

絵里子「ここまででわからない人はいるか?」

たくや「絵里子先生。」

絵里子「なんだ?」

たくや「これは補習だよな。」

絵里子「そうだが。」

たくや「社会だよな。」

絵里子「だからどうした。」

たくや「・・・・・・いきなり歴史はいくつもあるといわれてもわからないと思うぜ。」

澪「有馬君が今までサボっていたからでしょ。」

たくや「だったら澪はわかるっていうのか?」

澪「・・・・・わかるわよ。」

たくや「今の間はなんだったんだ?」

澪「うるさいわね!!」

絵里子「こらこら授業中だぞ。」

神奈「先生授業を続けて下さい。」

たくや「神奈ちゃんはわかっているの?」

神奈「世界は変わっていますから。」

たくや「なるほど・・・。」

澪「何を納得しているのよ!!」

絵里子「やれやれケンカするのはいいがな、後でやってくれたまえ。」

結城「おやびーん。」

たくや「おっ結城じゃないか。」

結城「まだ授業終わらないんですか?」

澪「結城君・・・・・・。」

結城「み、澪さん!!」

絵里子「ふぅーーーー。」

たくや「ゴホ、ゴホ。」

たくや「授業中に煙草なんて吹かすなよ!!」

絵里子「いや、いつのまに授業は終わっていたのかと思ってな。」

澪「そういえば・・・・・みんな帰っているような。」

神奈「それでは・・・。」

たくや「神奈ちゃん。帰りに喫茶店にでもいかない?」

神奈「・・・用事がありますから。」

絵里子「ふぅーーーーー!!」

たくや「ゴホゴホ!!」

たくや「だから煙をこっちにもってこないでくれ!!」

 

絵里子「すまないな。」

たくや「だいたい煙草を吸う女性は嫌われるんだぞ。」

絵里子「ほぅ。それは初耳だ。」

澪「それってたんなる偏見でしょ。」

絵里子「妊娠のときに体が悪いとかいっているのはよく聞くぞ。」

絵里子「だからといって男性の喫煙だって馬鹿にはなっていないぞ。」

絵里子「どちらにせよ害はどっちもどっちだ。」

結城「そうですよ。男の偏見ですよ。」

たくや「うっ?!」

たくや「だからといって人様に煙を吹く理由もないだろう。」

絵里子「なるべくやめたいとは思っているのだが・・・。」

絵里子「一度、癖になるとなかなかやめられないのも事実だからな。」

神奈「そういえば一年に使うお金も馬鹿にならないみたいです。」

澪「一日、一つ買っていくとして・・・約7500円ぐらいかしら?」

たくや「別の物が買えるぐらいの値段だな。」

 

絵里子「煙草にはお金がかかるのがつらい。」

絵里子「だがな煙草はなくならない。どんなに税が上がってもだ。」

たくや「それを必要としている人がいるかぎり需要は増える。」

たくや「供給があるから需要も伸びていくというわけか。」

澪「有馬君の口からそんな言葉がでるなんて・・・。」

結城「おやびん、頭いいんですね。」

たくや「今までどんな目つきで俺を見ていたんだよ。」

絵里子「需要と供給の一致か。」

絵里子「だがな・・・一番の本音を知っているかな?」

澪「本音ってなんですか?」

絵里子「もし煙草を絶滅させるとするぞ。」

絵里子「一番に被害を与えられるのは政府になってしまう。」

神奈「・・・税があるから。」

絵里子「そうだ、税収が大幅に減ってしまうだ。」

絵里子「それを知っている政府はあまり強くはいえない。」

絵里子「しかし世界は禁煙の方向に向っている。」

絵里子「世論は禁煙だ。」

絵里子「政府が一番、この問題を嫌っているはずだ。」

絵里子「それにな煙草は一度吸ってしまったら人はやめることはできない。」

絵里子「裏返せば値段を高くしてもどうしても買ってしまうのが必然となる。」

たくや「アメリカの銃がなくならないのとあまりかわらないということか。」

絵里子「まぁひらたくいえばそうだな。」

 

たくや「煙草がなくならいのはわかった。」

たくや「だが、人に与える害を俺は考えてくれといっているんだ!!」

絵里子「最近の喫煙者は本当に肩身がせまい。」

絵里子「今までマナーを守らない奴が多かった事が現在の原因なのかもな。」

澪「絵里子先生・・・。」

絵里子「なんだ?」

澪「いつのまにか世界史から煙草の講座に変わっているんですけど・・・。」

絵里子「?!」

たくや「いつのまにこんな白熱した激論を?!」

神奈「・・・私はもう帰りますね。」

結城「空が真っ暗になっているっす。」

結城「島津さん送っていきますよ。」

澪「ありがとう結城君。」

澪「でも今日はちょっとよるところがあるからごめんね。」

結城「そうですか・・・。」

 

絵里子「ふぅ・・・全員帰ったようだな。」

たくや「で、俺に煙草を吹きかけた理由は?」

絵里子「しつこい男は嫌われるぞ。」

たくや「たく・・・そんなことばっかりいって・・・。」

絵里子「すまないな・・・最近、煙草を吸わなきゃやってられないんだ。」

たくや「男にでもふられたか?」

絵里子「馬鹿。」

たくや「くすん。」

絵里子「気にするな・・・さ、帰れ。」

絵里子「私は今日も宿直なんだ。」

たくや「・・・煙草はほどほどにしておいたほうがいいぜ。」

たくや「それじゃ。」

絵里子「ああ・・・忠告は聞いておく。」

 

 

絵里子「さてと・・・今日もあいつの見張りか?」

絵里子「今日も煙草はやめられないな・・・フゥーーーーー。」

 

 


後書きみたいなもの。

 

こんばんわ。私はブギーというものです。

このたびカルネアデスさんがキリ番をとられたということでリクを書きました。

YU−NOということだったのですが・・・。

なんでこんな話に変化したのか?

私にはわかりません(笑)

もしかしたらご希望にそっていないかも・・・。

 

これで勘弁してください(笑)

 

(この話は多少、私の偏見が入っていますのでね注意してください。)

 

では8000HITおめでとうございます!!


管理人よりお礼の言葉

 ブギーさんのHPにて、きりばんをとってしまいました。10月上旬です、多分。
リクエストとかは苦手なので‥‥とは思いましたけど、書いていただきました。
 ネタばれ無しのYU−NOを‥‥その頃、私はまだYU−NOを終わらせた事が無かったもので、
ネタばれ無しと言う事で‥‥元々終わってなかったのでどんなことが書けるか尋ねると。

1:絵里子先生授業の巻(謎)
2:美月&たくや愛の不倫逃避(爆)

でした、多分2番だとなかなか書けないと言われてしまいそうなので、1番をお願いしました。
その頃丁度北条が出てきたところだったので、こいつも出してくれとか言いました。

いわゆる現在編のフルキャストと言うやつで(苦笑)

 元々希望はネタばれYU−NOなので、希望に沿っているとかそういうのはないと思います。
ネタばれ無しと言うので希望に沿っていると思いますけどねぇ(苦笑)
 たくやと絵里子、その他のツッコミ等、うまくまとまっていて楽しかったです。

 ブギーさん、ありがとうございました。


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