この世の果てで恋を唄う少女YU−NO
【思い出】
有馬「今日はなんの呼び出しなんだ?」
美月「そうね・・・私の買い物に付き合いなさいとはどうかしら?」
有馬「・・・勘弁してくれよ美月さん。」
美月「どうして?」
有馬「この前の買い物に付き合ったら酷い目にあっからな。」
美月「あら、あのときは・・・。」
有馬「中国雑技団に入れるぐらいの荷物の持ち方だったぞ。」
美月「そういえばそうね。ふふ。」
有馬「しかし、どうして女性はそんなに買い物好きなんだ?」
美月「そうね・・・DNAがそう命じているんじゃない?」
有馬「・・・・・。」
美月「そんなことよりさぁさぁ。」
有馬「ちょっとここ学校だから手を繋いだら!!」
美月「誰もいないわよ!!」
有馬「うわぁぁーー!!」
これが俺と美月さんの付合っていた頃の日常だった。
今、思えばこれは互いの傷を舐めあっていたことがわかる。
俺は親父が死んだ事。
美月さんは叶わぬ恋のために・・・・・。
それはしばらく続き、そしてやがて終焉が来る。
そしてまた出会い・・・彼女は・・・。
ときどきでも俺は思い出す。
彼女のおかげで俺は助かったということ。
そして・・・運命という言葉がこんなにも憎く思った事も。
【どうしようも避けられない事象。それを人間の言葉では運命という。】
このような言葉の感じを絵里子先生から教えてもらった。
死ということがあらかじめ決まっている。
だから彼女は死んだというのだ。
・・・・・・あきれて何もいえないというのが俺の心境だ。
そんなもので人間の人生が狂ったら生きているってどのような意味になる?
俺は運命など信じたくない。
信じてたまるか!!
美月さんは自分の意志で生きて、そして死んでいったんだ。
そう・・・そうに違いない・・・絶対に・・・・・。
美月「あら?」
有馬「うん?」
美月「こんなドレス着てみたいわ・・・・・。」
ショーウィンドウに飾られているウエディングドレスを見てうっとりとしている。
こんなときやはり女性だなと俺は感じる。
白のウエディングドレス。
女性のほとんどの人が子供のときに憧れる夢。
有馬「・・・・・着れるさ。」
美月「えっ?」
有馬「俺が買ってやるよ・・・・・・。」
美月「・・・・・・学生なのに無理はいわないの。」
そういって美月さんは腕に抱きついてきた。
顔は笑っていて、その顔は一生忘れられないぐらい・・・かわいかった。
頭の記憶に焼きつくぐらいに・・・。
澪「ふーん・・・・・・あの先生でもかわいいとこあったの・・・・・・。」
有馬「だからおまえが思っているような先生でない。」
澪「・・・腕に抱きつかれて嬉しかったでしょうね。」
有馬「ま、まぁ・・・・・・。」
澪「その後、たしかホテルにいったのよね・・・・・。」
有馬「?!」
澪「有馬君にとっては嬉しかったでしょうね。」
有馬「・・・どうして知っているんだ澪!?」
澪「えっ?」
有馬「まさか見ていたのか!?」
澪「えっ・・・・・えーと・・・そう、見ていたのよ。」
有馬「・・・その沈黙は?」
澪「はは、何でもないのよ。さっ有馬君、温泉にでも入りましょうよ。」
有馬「・・・まっいいか。」
澪「・・・まさか北条とかいう探偵に有馬君の行動を調べさせたとかいえないわよ。」
有馬「何かいったか?」
澪「ううん。さっ背中流してあげるわ。」
有馬「誤魔化されたような・・・・・。」
夕闇に照らされて露天風呂に入る二人。
様様な過去を思い出しながら今日も二人は生きていく。
1人は残された思いをかみ締めて。
そしてもう1人は無能な探偵に腹を立てて怒っていたことを心に思って。
事件から数年後のお話だった・・・・・・。
後書き
どうも♪
ブギーです。前回にも投稿したのですが覚えているいますでしょうか?
この作品。
なぜ私が書くことになったのか?
正直覚えていません・・・その状態で書き始めました(即死)
うーん・・・60000HIT記念だったのか・・・・・。
それとも何か脅迫されたか・・・(爆)
いやいや・・・うーん・・・思い出せない(笑)
とりあえずネタばれ注意は間違いなし!!
ルート的にいうと澪真EDの後です。
なぜ澪でしょうか?
・・・私が好きだから(笑)
ということで何かわからないけどこれをかるねさんに♪
管理人よりお礼の言葉
ブギーさんより戴きました。一応リクエストですね、前回の続き(笑)
何で書いたのかというとブギーさんが口を滑らせたのが原因だったような、
メールは基本的に守秘義務です。そこんところヨロシク。
名誉の為に6萬ヒット突破記念とかHP3周年記念にしておきましょう(ぉ
ばらしてから言っても無駄無駄無駄無駄ァァァァ!!
‥‥痛い作品ですね、美月さん‥‥なのに何故に北条が居る?!
真理奈さんも出してって注文したんだけどな、露天風呂の女将さんでしょうか(笑)
うちの注文のせいですか、ぶち壊しですね、後半が (^^;
ブギーさん、ありがとうございました。