かちかちっ‥‥ふぅ―――――――。
さぁ、此処が佐久間君の目的地だそうだ。
いや、いつもはそう言う所なのだけど 上の変な音は佐久間君がタバコに火を入れている音だよ。
別に僕の頭上のとかいう意味じゃないよ、 ‥‥こんなこと、態々僕に言わせないでくれたまえ。 佐久間裕一「甲野さん、此処が俺の本部ですよ」 甲野三郎「‥‥佐久間君、俺の‥‥って、そこまで言うのかい?」 佐久間裕一「あ、俺達のだ」 甲野三郎「科白と共に決まらないねぇ‥‥容姿も」 佐久間裕一「‥‥嫌味ですよね、このヒゲ親父!」
佐久間君が僕のヒゲ目掛けて右手を出してくる‥‥がしかし、
ついでに先ほど佐久間君が言っていた嫌味、
そんな服を纏(まと)っていたら俊敏(しゅんびん)な行動も半減だよ。 佐久間裕一「どわぁぁぁ!?」 もちろん僕が支えているから地面目掛けて落ちる事は無いけど‥‥。 少年「‥‥運転ご苦労様、気が済んだ?」
何時の間にか佐久間君を支えられる場所にいた少年がそう言った。 きょうこくん二人は天城君を車から降ろしたようだし‥‥行こうか? |
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