砂漠‥‥といえば何を連想するだろうか。
見渡す限りの砂の大地、照付ける太陽、枯果てた湖、河、
ここに一つの国がある、名前をエルディア共和国と言う。
砂漠の代名詞足る石油は発掘されず、資源と言えば鉱物。
その前女王の恩恵を受けた少女、 大変よ大変よ、プリシア様が‥‥プリシア様が‥‥。 運動不足な両の足に鞭を打ち、大地を蹴り続ける。
留学、勉強だからと言って運動は疎かにするべきではなかった。
私に課せられた任務、彼女を呼び起こす事には成功した、
プリシア様には留学の疲れを癒す為に労いの言葉を頂いた。
‥‥何かの病じゃないかと私は思う。
私は安息の地を求めた。 久しぶりに視界一杯に広がる砂漠見たくなった。 そして自分の生家へと足を向けた。 何もかも懐かしい‥‥私は寝床に向かって身を投げ出した。 ごんっ! 「いったぁぁい‥‥」
そこには何かがあった、シーツに包まる何かがあった。
プリシア様の胸に抱きついて心の鼓動を確認した。 けど‥‥これで覚悟は決まった。
中途半端な状態での実験ほど危険な事は無い‥‥けど。
プリシア様が生きていたんだから、私は‥‥私にしかできない事を‥‥
なんだかとんでもない事になりそうだけど、心が躍っている。
王宮が見えてきた、私のいるべき場所はあそこなんだからね。 |
あとがき
家を出たマイナは見城と出会う。が今回はそんなのいらんわ(笑)
最近マイナをやけに書いているような気がする、 |
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