……寒い……ここは…………寒いわ。 この身体(み)を引裂かんばかりの寒さに……私は震えている。 この寒さから解放されるが為に生命を絶とう……とは思わない。 そんな事をしたとしても、あの人に逢えるとは……思えないから……かもしれない。 ふと……眼を閉じると貴方が抱締めてくれたから……貴方の温もりを全身に感じる、 この温もりを礎(いしずえ)に私は生命を絶つのを躊躇(ためら)う……のかもしれない。 だけど……私は…………本当は……何をしたい……の? 意識さえも凍えてしまいそうな感覚の中で、左の掌は最も強く貴方を感じる。 左の掌に貴方と共にあった証がある限り、私は……死にたく無いのかもしれない……。 そんな感覚の中……私に呼びかける何かが聴こえた様な気がした。 「……私と同じく、志を持つものよ。我を……求めよ。」 私の名前はモルガン……妖精姫モルガン・ル・フェ……あなたは……だれ? 「私は……セレスティン。かつて、神に意思に背いた神族(おとこ)だ。」 劇場版 ああっ女神さまっ〜哀しき妖精の物語〜私と彼の出会いは……突然だった。 平凡に……退屈だけど安定した生活の中を過ごしていた私に突如として訪れた出来事。 突如、異空間に出来た歪(ひずみ)によって私は人間界へ投げ出されてしまった。 そして……私は、彼と出会った……。 |
あとがき こんにちは、カルネアデスです。 今回は「劇場版 ああっ女神さまっ」のSSを書いてみました。 えっと、ホント書きたかったところはまだ手が付いていません。 題名でばれてしまいますけどモルガンのお話です。 何故か設定を起こしている段階まで行ってしまっているので‥‥ ここまで行く予定じゃなかっですけどね (^^; 嬉しい誤算? 唐突に書きたいと思っているところだけ書いてもアレですので肉付けしていたら とんでもない大きさになってきて、収拾がつかなくなってしまいました (^^; ‥‥といても3話編成程度ですけど。 3話目がうまく出来なくて公開出来ないので小出しで公開します、ごめんなさいです m(_ _)m |
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