タロウ「ふっ、本当に俺のことを知らないのか?」 不適に笑うタロウ。 プレーヤー 「まっ、まさかぁ!!」 一刀両断するタロウ。 |
serial experiments lain
- worth the movie -
相変わらず(?)ドットの荒い画面のネットRPG。 かれこれ10分のうちに何人斬ったのだろうか。 タロウを中心に屍の山が築かれている。 タロウ「ちっ、てごたえねぇなぁ。……ん?」 死体を漁(あさ)っている男に気付くタロウ。 タロウ「おいおまえ、なにやってんだ!」 男「……。」 男はタロウを無視して死体を漁っている。 タロウ「このぉ!」 男に向かって切りかかるタロウ。 背中越しに剣を避ける男。 さらに間合いを詰めるが男に一撃も入らない。 男「やれやれ……。」 不意に男とタロウの間に剣が出現する。 タロウ「!? そんな、こけおどしぃ!」 男が剣を手にし、タロウと交差する。 タロウの剣が中を舞う。 タロウ「ぐっ!? お前何者だ? 」 男「もう君は知ってるんじゃないのかい。」 『ざしゅっ』 タロウの剣が地面に突き刺さる。 男「僕のことを。」 タロウはその剣に見覚えがあることに気が付く。 タロウ「……ちっ、その剣、同業者だったのか。」 男「なかなか良い腕をしているな。 プログラムもかなり弄(いじ)ってるようだな。」 タロウ「……ふん。」 男の剣がタロウの喉元に剣を突き付ける。 タロウの顔には脅えた様子も無い。 タロウ「どうした!殺(や)るなら殺れ!!」 男「高校生……か。」 タロウ「……っんな!?」 タロウの顔が歪む。 男「いい腕だ。 どうだ、私の下で働かないか?」 |
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