1999/08/04 公開
担当:カルネアデス




タロウ「ふっ、本当に俺のことを知らないのか?」

不適に笑うタロウ。

プレーヤー 「まっ、まさかぁ!!」

一刀両断するタロウ。





































serial experiments lain

- worth the movie -

















相変わらず(?)ドットの荒い画面のネットRPG。
かれこれ10分のうちに何人斬ったのだろうか。
タロウを中心に屍の山が築かれている。

タロウ「ちっ、てごたえねぇなぁ。……ん?」

死体を漁(あさ)っている男に気付くタロウ。

タロウ「おいおまえ、なにやってんだ!」

男「……。」

男はタロウを無視して死体を漁っている。

タロウ「このぉ!」

男に向かって切りかかるタロウ。
背中越しに剣を避ける男。
さらに間合いを詰めるが男に一撃も入らない。

男「やれやれ……。」

不意に男とタロウの間に剣が出現する。

タロウ「!? そんな、こけおどしぃ!」

男が剣を手にし、タロウと交差する。
タロウの剣が中を舞う。

タロウ「ぐっ!? お前何者だ? 」

男「もう君は知ってるんじゃないのかい。」

『ざしゅっ』

タロウの剣が地面に突き刺さる。

男「僕のことを。」

タロウはその剣に見覚えがあることに気が付く。

タロウ「……ちっ、その剣、同業者だったのか。」

男「なかなか良い腕をしているな。 プログラムもかなり弄(いじ)ってるようだな。」

タロウ「……ふん。」

男の剣がタロウの喉元に剣を突き付ける。
タロウの顔には脅えた様子も無い。

タロウ「どうした!殺(や)るなら殺れ!!」

男「高校生……か。」

タロウ「……っんな!?」

タロウの顔が歪む。

男「いい腕だ。 どうだ、私の下で働かないか?」

to Be continued ...


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