2000/01/30 公開
2000/02/27 加筆
担当:カルネアデス

serial experiments lain

- worth the movie -


#08 Ver.β


黒沢「おいおい、私の獲物……。」

タロウ「ああ、そうだったな、わりぃわりぃ……生き返らせようか? 手伝ってよ。」

静々(しぶしぶ)準備をする英利。

英利「別に成功確率は変わらない気もするが……。」

黒沢「元々復活の術の類(たぐい)は成功率低いからねぇ、かけまくったほうが面白そうだ。」

タロウ「じゃあザオリクで……。」

英利「……アレイズで。」

黒沢「カドルト!」

ねずみ「……。」

タロウ / 英利 / 黒沢「…………。」

タロウ「きんそう!」

英利「サマリカーム!!」

黒沢「……復活。」

タロウ「おっさん、何だよそれ。 術の関係?」

黒沢「まあ一応な、精神コマンドだが。」

英利「……。」

ねずみ「……。」

タロウ「リフレク!!」

英利「デスライブ!!」

黒沢「ムックラ!!」

タロウ / 英利 / 黒沢「…………(そんな復活の術あるのか?)。」





ねずみ 「……は、ここは?」

黒沢「おはよう、でも残念だ……。」

黒沢はおでこに手を当てて、空を仰ぎながら言う。

ねずみ 「???? 残念?」

黒沢は銃をねずみの眉間に押し当てる。

黒沢「さよなら……。」

ねずみ 「う……うわ……。」

黒沢「だ!」

『ぱぁぁぁぁぁ―――ん……』





黒沢「おっと、忘れるところだった。 英利君、これを明明後日(しあさって)迄(まで)に頼むよ。」

英利に書類の束を差し出す黒沢。

英利「毎度毎度……。」

英利の前に剣が出現する。

英利「私の前に現れるんじゃない!」

その剣を取り斬りかかる英利。

黒沢「まぁ、そう言うな……。」

拳銃で剣を受ける仕草(しぐさ)をする黒沢。

黒沢「……よ!」

英利の剣戟(けんげき)が 、『なにか』 に干渉されているが如く、黒沢に届かない。

タロウ「へぇ、あの銃で剣が受けれるのか。」

黒沢「く……今回は本気だな、英利君。 フィールドが3層も破られてしまった……。」

タロウ「そういうネタか、銃自体にフィールドを張る機能が付いてるなんて。」

英利「……当然だ!!!」

もう一本剣を出現させる英利。

英利「今日こそ決着付けてやる!!!!!!」

二刀流になった英利の剣捌(さば)きに黒沢の銃のフィールドがどんどん破られる。

黒沢「今日はは捜し物して、偶然見かけただけだよ。」

英利「捜し物ぉ? 昔からずーっと見つからない捜し物ばっかり!」

英利の剣筋はもう常人の目で追えるレベルでは無かったが、
黒沢は銃で剣を流し、時には全て受けている。

英利「それでまとわりつかれたら、たまったものじゃない!!」

黒沢「おっと……それは駄目だよ。」

英利に蹴りを入れ距離を取りつつ、銃を連射する黒沢。

『ぱん、ぱんぱんぱん。』

英利「はぁぁ!!!」

気合のこもった英利の一閃がその銃弾を全て斬り落とす。

タロウ「……え?」

黒沢「まだ甘いな……。」

英利「な!?」

背後に黒沢がいて、英利の肩に手を『ポン』……とのせる。

黒沢「それじゃあその書類頼んだよ。」

to Be continued ...


あとがき

あけましておめでとうございます、カルネアデスです。

今回はアップするので精いっぱいという事で、後書きはこれぐらいで終わっちゃいます(汗)

内容の方はトンデモ‥‥ですが(汗) 復活の術、全部解かる人いないだろうな(笑)

ADAM の続き (仮名) を先日更新しちゃいましたのでバランスが‥‥ と言う事で公開です(笑)


2000/02/27 加筆

あとがきに、
>あけましてありがとうございます
と間違って書いていたので、修正。


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