2000/09/28 公開
担当:カルネアデス

暫定式スーパーロボット大戦

第1話 「使徒襲来」


 速水厚志が第三新東京学園に配属される所からこの物語は始まる。

 この時代、学徒も立派な兵力であった。
そのため、学校の敷地を間借りしそこを活動拠点とする。
それは常識とされていた。

 対幻獣の切り札の部隊、5121戦車小隊に配属されたばかりだ。
バスからその学校が望めた、速水の心の鼓動が昂ぶった。











 バスを降りると女性が一人、右手で耳に掛かった髪を上げていた。
その視線はこちらを見つめている事に気付いた速水は瞬きをした。

「速水‥‥厚志君かしら?」

 唐突に質問を受けた速水は、立ち尽くした。

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」

「‥‥‥‥」

 すると女性は頬を赤らめて地面を見た。

「又やっちゃったかしら、もう、どじどじ」

 何やら一人で「自分はドジです」と言っているようだ。
不意に気の毒と思った速水は、無視をするのを止めた。

「あの‥‥僕に、何か?」



ぃぃぃぃぃん!!!



 刹那、巨大な何かが速水の上空をかすめて行った。
それを追う速水の視線、何かを捉えた瞬間、それは建物の影に
不自然に曲がって行った。

 曲がった先に視線をとばすと、巨大な何かが山裾に居た。
幻獣でない何か。以降、使徒と称されるものとの接触であった。









































 同時刻、第三新東京市に来た少年が居た。名を碇シンジ。
彼もまた使徒を見た、そこに滑り込んで来る車。



「シンジ君ね、乗って!」

 停車した車から威勢の良いおねぇさんがそう言った。
シンジは自分の手元に持っていた写真と同一人物である事を確認すると、
車に飛び込んだ。車はすぐさま急発進をした。











「ごめんごめん、ちょっちあってね」

「はぁ」

 シンジは再び写真を見た、遊び人とは言わないけれど、
色気を前面に押し出したような写真に、それを強調するような落書き、
キスマーク、何となくこの人が待ち人なんだと実感した。

 ざーっと、ラジオか何か解らないが聞こえて来る。

「なに、もう使う訳?!」

 突如驚愕の表情をした女性、葛城ミサトはシンジに向かって叫んだ。

「衝撃に備えて!!」











 ミサトの助言も虚しく、爆発が起こった。
シンジは助言の意味を理解できぬまま、その衝撃を身に受けた。
シンジの意識はそのまま、落ちて行った。


to be continued ...


あとがき

 何だかなぁな展開です、
はっきりした事が一つ、私にロボット大戦はむきません(笑)

 ただの再現小説ですよ、これじゃあ。



登場作品一覧

  • 高機動幻想ガンパレード・マーチ
  • 新世紀エヴァンゲリオン


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