2000/10/01 公開
担当:カルネアデス

暫定式スーパーロボット大戦

第2話 「白き戦艦」


 一方、使徒と呼称される事になるモノの出現を察知した連邦軍。
その独立部隊ロンドベルでは。





「くそ、非戦闘員を守れなくて何が軍人だ!」

「落ち着いてくれよ」

「アムロ、貴様ぁ!!」

 ばきっ!

 ブライトはアムロを殴った。

「ブライトさんが熱くなっているから冷静なだけです」

 アムロはぺっ、っと殴られた時に口に溜まったモノを吐き出した。
かすかに赤味を帯びたそれはブライトを冷静にさせた。

「すまない」

「構わないさ、それよりもどうする?」

「どうにかする」

「一発分は働いてくれよ、ブライトさん」

「ああ、解っているさ」











 独立部隊ロンドベル、ほとんど名目だけのこの部隊には
戦艦はおろか人材不足という問題を抱えていた。

 責任者、ブライト=ノア。
パイロット、アムロ=レイ。

 モビルスーツ、ガンダム、一体。

 実質この組織を動かしているのはこの二人であった。





















「おかしい、そう思わんか?」

「確かにおかしい」

 サセボに突如として現われた昆虫に似た機械が破壊活動を行っていた。
その情報を得たロンドベルは、勘で行動を開始した。

 トレーラーにモビルスーツ、ガンダムを搭載し、
トレーラーの運転席にはブライト、ガンダムにはアムロが乗り込んだ。

「上から降りてきていない何かが有るというのか?」

「無駄足かもしれない」

「だが、何かを感じる」

「俺もだ」





















 昆虫型機械はピンク色の機体エステバリスと交戦中だった、
アムロはガンダムのビームライフルを構え、撃った。

アムロ「地球連邦軍、ロンドベルのアムロ=レイ軍曹だ」

アキト「助かった、俺はコックのテンカワ・アキトっす」

 何故コックが? そうブライトは思った。

アムロ「ブライト、此処で良い」

 言うが早いかトレーラーに衝撃が走った、
ガンダムが跳んだ衝撃をブライトは感じ、急ブレーキを踏んだ。

ブライト「無理だけはするな」

アムロ「解っている」











 すごい数の機体がガンダムに迫ってきた。

アムロ「これを一人で相手していたのか?」

 突貫して来る敵にはビームサーベルで切り払い、
ビームライフルはコックの援護に回しながらアムロは防戦した。

「おっまたせぇ、アキトぉ」

 場違いな声が通信に割り込んできた。
その場違いさがこの戦闘を終わらせる狼煙であった。











 巨大戦艦が海面より現われた、白い戦艦ナデシコ。
その正面、主砲と思わしきモノが煌く。

ブライト「ちぃ!!」

 ブライトはハンドルを切り、その場から離脱し準備を開始する。
アキトとアムロはブライトの駆るトレーラーに飛び乗った。
そしてアクセルをめいいっぱい踏んで離脱した。











「グラビティブラスト、いっけぇぇ!!」

 ぐわんぐわんぐわん。

 ナデシコより放たれた重力波は全ての機械を飲み込み、消滅させた。


to be continued ...


あとがき

 カルネアデスです。なんなんでしょうかこの展開は(笑)
切るのがメンド臭かったので、そのまま後悔(笑)しておきます。

 相変わらず極端すぎるんですよね、
私が設定する少数精鋭部隊の実状は(笑)

 軍曹なのはケロロ軍曹を読んだからという事で(笑)
どんなもんが良いのか解んないので。



登場作品一覧

  • 機動戦士ガンダム
  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  • 機動戦艦ナデシコ


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