ハルカ・ミナト「もう大気圏を抜けるわよ。」 メグミ・レイナード「!? 前方にボース粒子、増大です。」 白鳥ユキナ「大気圏内に出現、戦艦クラスです。モニタに回します!」 モニタに映し出される戦艦、ユーチャリス。 高杉三郎太「……出やがったな。行ってくるわハーリ……ぢゃねぇや艦長。」 マキビ・ハリ「お願いします、三郎太さん。」 ゴート・ホーリー「グラビティブラストチャージまであと何秒だ?」 ハルカ・ミナト「あぁ〜ん、ちょっと待ってよ、え〜っと……あと360秒よ。」 アオイ・ジュン「了解、エステバリス隊はそれまで時間を稼いでください。」 ヒサゴプラン跡に白き戦艦が2隻、停泊している。 記憶喪失「やっぱり此処(ここ)だったのか、アキト。」 テンカワ・アキト「……何のようだ。」 ラピス・ラズリ「……………………。」 青きサレナ型の機動兵器、一機に翻弄(ほんろう)される、三郎太、リョーコ、ヒカル、イズミ。 アマノ・ヒカル「えーん、全然捕まえられないよぉ。」 マキ・イズミ「くっ、速い!!」 高杉三郎太「な、こいつぅぅ!!」 スバル・リョーコ「駄目だ、今いっちまうとやられ……なにぃ!?」 ユーチャリスから赤きサレナ型の機動兵器が出撃してくる。 高杉三郎太「……まっ、まじかよおい!!」 対峙(たいじ)する、カスタムエステバリスとブラックサレナ。 ディストーションフィールドを形成し、特攻をかける二機。 記憶喪失「この朴念仁(ぼくねんじん)!!」 テンカワ・アキト「このおせっかいやきぃ!!」 その二機が接触する寸前にもう一機、機動兵器がジャンプアウトしてくる。 その機体はアキトが火星で葬ったはずのあの北辰の機体、夜天光であった。 北辰「……未熟者め。」 軽く一蹴(いっしゅう)されるカスタムエステバリスとブラックサレナ。 テンカワ・アキト「なっ……北辰!?」 夜天光の前に明らかに劣勢なアキトのカスタムエステバリス。 テンカワ・アキト「く、まずいな……。」 記憶喪失「仕方ないな、このアーマーを使え。」 テンカワ・アキト「!? ラピス!」 ラピス・ラズリ「バッタ……。」 ユーチャリスから出されたバッタが、夜天光を取り囲む。 ラピス・ラズリ「グラビティブラスト、チャージ。」 テンカワ・アキト「それはそうと、おまえはどうするんだ?」 記憶喪失「ちゃんとコンテナに予備が入ってるよ。」 コンテナの中身は、ホワイトサレナのアーマーだった。 火星の極冠遺跡をナデシコCは航行している。 ホシノ・ルリ「テンカワ・アキト……どこに……いるの?」 オモイカネ「あなたがナデシコに乗船してから同じ質問が――――回。 答えは同じです。」 ホシノ・ルリ「……………………。」 マキビ・ハリ「何やってるんですか、ヒカルさん?」 アマノ・ヒカル「え、ルリルリもアキト君追っかける決意した事だしぃ〜、予言書を……。」 マキビ・ハリ「予言書? ……それ同人誌ぢゃないですかぁ!」 アマノ・ヒカル「ヨ・ゲ・ン・シ・ョだよぉ。ちゃ〜〜〜んと、ハーリー君も活躍もおさえてあげるから。」 マキビ・ハリ「……何か背筋が。」 アマノ・ヒカル「もちろんサブちゃんとハーリーくんのやおいモードも……。」 マキビ・ハリ「…………。」 アマノ・ヒカル「ほら、ここねここ。ハーリー君の見せ場なんだ。」 マキビ・ハリ「え? ホントですか?」 ホシノ・ルリ「やっぱり最後の最後で、TVシリーズみたいな終わり方になっちゃったけど。 …………ま、続きはまたの機会という事で――――。」 |
あとがき ……終わりました、もう #13 は次回の予告にしようと #08 の時点で決めてました、 と言うかこれにしないと DC版の発売日までに間に合いませんし、 予告だけ独立させて! なんてこともちょっと考えてなかったですので……。 今回の作品の目的は……それは最後まで待ってください(冷汗) やっぱりアイキャッチ、作った方が良かったかな? こんな終わり方をしてしまいましたが、もともと「結局何も劇場版と変わらない設定」、 でやっていたので(ルリがアキトを追いかけない)宇宙へ飛び出す話はまったく無かったです。 この度は、長々と私の作品に付き合ってください、 おまけに後半は要領を得ないあとがきにつきあってくださり、ありがとうございました m(_ _)m まだこの話についての裏設定が有りますが、公開についてはチョッと時間がかかると思います、 ごめんなさいね m(_ _)m |
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