いぷ★でるプチオフ
普段はオンラインでしか交流のない人々が各地から一点へ集まる、いわゆる“オフライン会”。
今回、パズル選手権と並ぶE坂的二大イベントとして、オフ会の主催者役をやりました。
その詳細を。








 今年の夏、『全日本パズル選手権』への招待状をいただいた。
 一度は行ってみたい大会だったから、もちろん、参加表明。
 返信ハガキの“出席”の文字に◯をつけ、嬉々としながらポストへ直行。
 そして、このことを「ひとりでとーく」のコーナーにアップしたとき、思いついた。

   そうだ!
   せっかく東京へ行くんだから……東京のポッパーに会おう!

 8/4 にパズル選手権があるから、普通は 8/3 に東京へ行って 8/5 に帰る。
 こういうスケジュールをE坂さんは立てるんです。長居はしない方だから。
 でも、8/5 はちょうど日曜日。
 せっかくの日曜日! しかも、前回のオフ会から半年も経っている! ひさびさにポッパーさんといっしょに遊びたい!
 そこで、日程を一日延ばして、8/6 に帰ろうかと考えてました。

 ただ、悩みがひとつ。

   もし、いっしょに遊んでくれるポッパーさんがいなかったら、どうしよう?

 実は、E坂さん、大きな期待が裏切られるのを恐れてしまう人間なんです。
 だから、裏切られる前に保険をかけてしまう。
 「ひとりでとーく」のところの告知にもそれが表れてるんですね。
 参加者が1人や2人でもいいように「オフ会とかいう大それたモノじゃなくって」と書いたり。
 参加者ゼロでもいいように「別に一通も来なかったとしてもひとりでテキトーに東京散策をしたりすると思います」と書いたり。
 ここ『EPSILON ★ DELTA』って、だいたい毎日30人ぐらい来てくれる小さなところ。
 掲示板も数多くの方々が毎日カキコミするというわけじゃぁないから、告知をしてもそれに乗ってくれる方々がいるのかどうか。
 これは不安だった。
 でも、

   とりあえず告知をしない限り、オフ会は成立しない!

 そう思って、“参加者ゼロ”を覚悟で告知をアップしました。
 はじめは、やっぱりメールが来なくって。
 でも、保険はかけてあるわけだし、「参加者ゼロでもいい」と覚悟はできていた。

 とある日の朝。
 バイトから帰ってきて、メールを受信したら……。
 !
 「8月5日について」とタイトルが書いてあるメールが!
 開けてみると……待ちに待った“参加表明”のメールでした。
 よくお世話になっている瀬尾啄也さんからの参加表明。
 ふぅ〜。とりあえず ゼロ は免れた! ゼロ は!
 とは言っても、瀬尾さんひとりだけでは“オフ会”ではなく“おデート”になってしまう!
 仮に瀬尾さんが女性ならまだ“おデート”らしくなるけど、男性だとしたら…… !?

   日曜日の昼下がり。
   むっさい男が二人並んでポップンボタンをたたく姿。

 うはははは!
 いくら想像しても、華も何もありゃしねぇ!
 でも、参加が瀬尾さん一人だけだったとしてもポップンや絵のことなど話題はあるから、別にそれでもいいとは思ってた。





 まぁ、参加が少ないのはサビシイとは言っても、あまりに多くなるのもまた考えモノで。
 参加者を制御しにくくなるわけだし。
 でも、結果的には7人参加。ちょうどいい人数でした。
 しかも、うれしいことに一度会ってみたい方々ばかり!
 結果に大満足であります!

 参加者はこんな感じ。
 どの方々も“何かひとつ持ち合わせた個性の光る方々”です。

   ★ 瀬尾啄也さん
       ポップンサイトで唯一“絵画”を描く方。
       アクリル画、水彩画、切り絵など、多彩な能力を持っています。
       ナマの絵を見たときは、驚いた! 感服です。

   ★ REPK さん
       オレとはポップンとパズルの2本でつながりがある方。
       2年連続でパズル選手権に出場という猛者ぶりからいって、頭脳明晰とみた!
       パズル選手権のときが初対面で、この日で会うのは2回目。

   ★ よっしーさん
       ポップンのテキストサイトといえば、この方。
       文体もさることながら、“濃いコーナー”を持てるだけの非凡さを持つ。
       幅広い & 底深い知識に裏付けされた文章は、他人の真似できないもの。
       会うのは2回目。

   ★ univagosuh さん & その相方さん
       今となっては、一番ウデの立つ譜面職人さん。
       絵心あり、センスあり、ポリシーあり、……。何拍子もそろってます。
       純粋なポッパーとウサギを愛する心優しい方です。

   ★ 上チャリさん
       日本全国のポップン筐体を探す遠征家。
       東京のポップン地理を網羅しています。片手も健在。
       会うのは2回目。

   ★ 倫さん
       掲示板ではいつも長文 & 明るいカキコミ。
       明るい笑顔が印象的です。
       さらに、愛される“うろ覚え絵”を描く能力がっ!?





 実のところ言うと、前日(8月4日)のパズル選手権が終わって宿泊先のホテルの寝床では、翌日の遠足を心待ちにしている子どものような心境でした。
 フトンには入るものの、心臓はずっとドキドキ躍りっぱなし。寝付けない。
 トシは 28 でも、心は子どものまま。
 楽しみを前にした、こういうドキドキ感は心地よいもんです。
 でも、寝たい……。

 8月5日。
 とうとう心待ちにしていた当日がやってきた。
 昼11時になれば、ネット上の文字でしか知らなかった方々のお姿を見られるのだ!
 オレはネット上の文章を見てその人の姿を勝手に想像したりすることがあるんだけれど、オフ会で会った実際の姿との違いに毎回驚かされる。
 その驚きがまた心地よい。
 11時が迫る。
 イヤが応にも胸が高鳴る。
 しかし、鼓動のスピードとは反比例して時間は遅く過ぎていく。
 待ち合わせ場所の秋葉原駅に近づくにつれて、ケイタイの時計を見る回数が増える。
 5分経ってはケイタイを見て、3分経ってはケイタイを見て、1分経ってはケイタイを見て、……。

 10時40分。秋葉原駅・電気街口。
 参加者のみなさんはオレの着ているシャツを目印に来るから、早めに待ってました。
 この人が瀬尾さんかな?
 この人がよっしーさんかな?
 この人が上チャリさんかも !?
と、はずれてばかりの“人当て”をしながら、視線は改札口に一点集中。
 少しでも早く、ナマの姿を見たい一心でした。

 少しして、REPK さん登場。
 前日に会っている分、顔かたちまでハッキリ覚えてました。
 ふたりで待っているところへ、改札口から正面きって歩いてくるひとり。よっしーさんの登場です。
 3人で少し談笑しているところへ、横からひょっこりと上チャリさん登場。
 よっしーさんと上チャリさんはだいぶ前に別のオフ会でお会いしたことがあるので、すぐにわかりました。
 続いて、瀬尾啄也さん登場。
 あらかじめ、メールで瀬尾さんの当日の服装を教えていただいていたので、瀬尾さんもすぐにわかりました。
 あとは、univagosuh さん(& その相方さん)と倫さん。
 この3人の方々は、いっしょに来る予定です。
 だから、univagosuh さんの姿がわかれば、全員そろうことになります。
 実を言うと、どの人が univagosuh さんなのかを見つける自信はありました。
 あらかじめ、メールで教えてくれていたんです。愛兎“noir”(ノワールと読みます。フランス語で“黒”の意)を連れてくる、と。
 だから、ごっついボックスを抱えているような方が univagosuh さんだろう、と。
 案の定、改札越しにボックスがひとつ見えたときは確信を持ちました。
 改札を過ぎてもオレのところへボックスがまっすぐやってきて、御三方の登場です!

 さて、これで全員がそろいました。
 瀬尾啄也さん、univagosuh さん&相方さん、倫さんとははじめて会ったわけだけれど、ネット上で想像していた姿とは……全然違ってました。
 E坂さんはまた、実際の姿との違いに驚いてしもぅた。
 3度目のオフ会にして、驚きも3度目です。





 さて。
 このオフ会を催すにあたって、あらかじめ、お願いをしていました。
 オレは北海道在住。
 だもんで、オフ会主催といっても東京のことはほとんど知りません。
 だから、ゲーセンに行くにしても、観光するにしても、行き先を決めたりなどの計画はまったく立てられません。
 そこで、よっしーさんに参加者をあちこち連れ回す“ホスト役”を務めていただこう、と。
 よっしーさんも快く引き受けていただいて。
 アリガトウ☆ よっしーさん。
 途中、上チャリさんもホスト役(ていうか情報提供)をしていただきました。
 アリガトウ☆ 上チャリさん。

 最初は秋葉原にある『トライタワー』へ行きました。
 REPK さんが昼1時半ごろの新幹線で帰るため、REPK さんの「オレとポップンのバトルモードを是非やりたい!」との要望を受けて『トライタワー』へ。
 みなさんがいろんな音ゲーを楽しむ中で、オレは REPK さんとバトルです。

   『E坂もるむ v.s. REPK、作家と読者の因縁の対決!』
   勝つのは作家か !? それとも読者か !?  ← んな、大げさな

 結果は 読者の圧勝 でした。
 あ〜あ。2回やったんだけど最初はE坂さんの全敗。
 でも、とりあえず満足。二矢は報いた。
 REPK さんは正確にたたくし、しかも実は策略家 !? な面も。
 いや、なんせ、譜面がゴチャゴチャになる瞬間に攻撃をしかけてくるんです。
 “レッスン”なんて 16分刻みの階段のところで残像攻撃! でけるか! んなモンっ!
 やっぱり REPK さんはうまくて、どうしても点差が開いちゃう。
 報いた二矢も実は僅差だった。
 でも、僅差だろうと何だろうと、“ルパン the 3rd”で最初の一矢を報いたときには思わずガッツポーズしてもぅた。

 でも、アレですな。楽しい1時間、楽しい2時間なんていうのは早い。
 いつのまにやら午後1時近く。REPK さんとお別れも近づいて。
 我ら8人、秋葉原駅に戻って別れの時間まで話をしてました。パズルの話、ポップンの話。
 univagosuh さんがボックスから実物の noir を出して見せてくれたりも。
 オレは実際に noir を抱いたけれど、正直「デケぇ!」とは思いながらも、やっぱり「ウサギってかわいいなぁ」とも思ったり。
 でも、オレの腕の中で noir は暴れて、とっととオレから逃げ出してしまいました。
 そ〜〜か。そんなにオレが嫌いか!?
 上チャリさんがミミ人形を取り出して、noir とのツーショットをよっしーさんが撮ったり。
 全員で記念撮影もしたしね。
 まぁ、はじめて会って1時間くらいしか経ってないからなかなか会話も弾みにくいことはあったけれど、でも、楽しいひとときではありました。

 1時を過ぎ、さて、そろそろ REPK さんの電車の時間。
 会ってたった1〜2時間でお別れというのは早すぎる展開ではあるけれど、REPK さんとバトルをできただけでもイイ思い出です。
 機会があれば、今度は一日中いっしょに遊びたいなぁ。
 今回はオレの2勝6敗だったから、次は、6勝2敗にしてやりたい!





 REPK さんとのお別れも済んで、我ら7人、マクドナルドでランチタイムです。
 7人もの大所帯だから、とりあえず席を確保してからレジへ直行です。

 ここで。
 実は、E坂さん、マクドナルドやミスタードーナツなどのような店にはほとんど行きません。
 もちろん、嫌いとか言うわけではないんだけれど、特に足が向かうというわけじゃぁなかったり。
 だもんで、マクドナルドは2〜3年ぶりの体験です。
 いまだにレジでの注文がヘタクソです。
 だって、何があるんだか全然わかんないんだもん。
 “平日半額”でサラリーマンのオジサンも行くようになったっていうのに、おもいっきり時代とカベつくってるような……。
 もしかして、他のみなさんはハンバーガー食べながら「もるむさん、遅いねぇ」とか言ってたかもしれんなぁ。

 いろいろな話をしている中で、倫さんがシスアドの問題集のような本を取り出して、なにやらページをパラパラと。
 ページの終わりの方になにやらイラストと文字が。
 よ〜く見てみると……あっ!
 ポップン3の“カントン”でおなじみの Cathy Lau さんこと……、

   ToMo K. さんの直筆サイン !?

 うっわぁ〜! これが、あの ToMo K. さんのナマの絵ですか !?
 かっ、かわえぇ! 字も絵もかわえぇ!
 機会があれば一度は ToMo K. さんとはお会いしてみたいと思ってたけれど、かわいい字や絵を見られただけでもうれしかった。
 でも。実は、またビックリしたことが!
 過去2回のオフ会ではされなかったことを倫さんにされてしまったのでした。
 なんと! サインをねだられてしまったのですよ!

   アセった。
  まさか、サインをねだられるとは!

 まぁ、一応こんなヤツでも作家といえば作家だからサインをねだられる可能性はあるにはあるんだけれども、でも、売れているワケでもなし、知名度なんてあるわけでもなし。
 オレのサインに価値なんてあるとは思ってないもんだから、サインをお願いされるなんてハナから考えてなかった。
 いやぁ、あのときはマジでアセってもぅて。
 サインの練習なんてほとんどやったことがなかったし。
 ど、どーしましょ !?
 まぁ、でも、断るなんて申し訳ないし、サインを引き受けることにしました。
 でも、ここでE坂さんの悪いクセが。
 「書く」とか「つくる」とかになると、どーしても“こだわり”が出ちゃうんです。
 名前を書くだけじゃつまらない。
 何かひとつサービスしてあげたい。ToMo K. さんは名前のほかにカワイイ絵も描いているわけだし。
 かといって、その場でクロスワードなんぞつくろうもんなら大変なコトになる!

   マクドナルドの中でオフ会が終わっちまう!

 そこで、アクロスティックっぽくまとめることにしました。
 アクロスティックとはまた違うけれど、ポップンのキャラや曲をタテ書きで無造作に並べていながら実は一部分をヨコに読むと「倫さんへ もるむより」と読めるように書いたんです。
 まぁ、だいたい、こんな感じで想像してくだされ!

   

 ちなみに、アクロスティックは英語のパズル遊びだけれど、日本でもアクロスティックのようなものは昔からありました。
 短歌などの五七五七七の各頭文字を順に拾うと、ある言葉になっている。とかね。
 これは“折り句”と呼ばれています。
 いやぁ、とりあえず即席でサインをつくったものの、倫さんに喜んでもらえてうれしかったですよ。
 うんうん、よかったよかった☆
 しかーし!
 ここで、なんと、univagosuh さんにもサインをねだられてしまった!

   うひゃー!
   一難去ってまた一難ですか !? ← univagosuh さんに失礼だってば

 univagosuh さんにもアクロスティック的なサインをしました。
 u・n・i・v・a・g・o・s・u・h・さ・ん・へ と13文字もあるから、けっこう映えるサインになったかも。
 univagosuh さんにも大変喜んでもらえて。うれしかったです。
 うん。よかった!

 実を言うと、オレもひそかにうれしかった。
 もちろん、ポップンのオフ会に参加しているときはオレは単なるポッパーのひとりなのだから、別に仰々しく“作家扱い”をされなくてもかまわない。
 でも、無名作家のオレのパズルに興味を持っていてくれたり、サインまで求めてくれるというのは……やっぱり、作家としてうれしいもんなんです。
 逆に、倫さんや univagosuh さんに対してありがたい気持ちでいっぱいです。

 でも、アレですな。
 オフ会とかでいつ何時サインをねだられるかもわからんのですなぁ。
 サインの練習とか、パズル的なネタでも仕込んでおかんとイカンのかのぅ〜〜〜。





 マクドナルドでのランチも終えて、次に行くところは山手線の田町駅付近のゲーセンです。
 上チャリさんからの情報で、なにやらポップン3の筐体があるらしい !?

 ポップン3って、ポッパーを魅了した一番のシリーズだと言ってもいいでしょうね。
 上級者用の“ハイパーモード”、さらに“1+2+8”“3+8+9”でよく知られるハイパーコマンド。
 当時はハイパー曲を高スコアでクリアするのがポッパーたちの夢であり、それをめざして日夜ウデを磨いていたものです。
 オレは“ダンス(H)”に熱を上げ、譜面を方眼紙に書き写してまでクリアしようとしたことを鮮明に覚えています。

 まぁ、もしかしたら、上チャリさんのイキな計らいかもしれません。
 そのポップン3筐体の前で、オレの“ダンス(H)”を披露することになってしまって。
 でも、ず〜っとやってませんでしたからねぇ。
 なまくらなウデでお目汚しくらいにしかならなかったので、みなさんに申し訳ない気持ちが……。ははは。

 小さいながらも、そこのゲーセンにはDDR、ドラム & ギター、2DXと音ゲーの基本的ブツはそろっていました。
 でも、ポップンがいまだに“3”だというのが不思議でしたねぇ。
 で、まぁ、他の方々のプレイを見たりして楽しんでいるところへ、univagosuh さんと相方さんが「いっしょにポップン3やりましょう!」と。
 複数プレイなんてひさしぶりです。今年の1月に morow さんとアニメロをやったとき以来じゃなかったかなぁ。
 複数プレイといえば、もちろん、超難度曲ですよ!
 ひとりでは無理くさい曲を複数でやる。これがまたおもしろいんです!
 3人でボタンを均等分配して、オレは左側3ボタン(白・黄・緑)を担当。
 んで、曲は……。いや、実はハイパーモードの“BGMコース”に挑戦です! んもぅ、無謀かッ !?
 結果は、最初の“ハイパー・クラシック”のゴール直前で力尽きました。惜しかった。
 で、オレ思ったんだけれど、もしかしたら univagosuh さんお二人はプレイ中に気づいたかもしれません。

   自分トコばっかり連打だよ!
   もるむさんって、連打がなくってラクじゃねーかよぅ〜!

 すんません。ラクでした。

 なにやら2DXの筐体では、チョット違和感のあるプレイが。
 倫さんが筐体のまんなかに立っています。
 よく見ると、なんと! 両腕を広げてプレイしているっ!
 あぁ! “ダブル”やってるー!
 その昔、倫さんはオレんトコの掲示板で“ダブルプレイ”をやっている旨をカキコミしてくれたことがあったんだけれど、それを実際に目の当たりにしています!
 右手と左手が別々の動きを要求される超ムズかしい曲を難なくこなす姿には感服すら覚えてしまう。
 たぶん、最初のころは手が動かなくてえらい苦労をしただろうに、それが今や流れる手つきで超絶プレイ。
 2DXをさらに奥深く楽しんでいるなぁ。倫さんは。
 んで、その倫さんがワタシにダブルプレイを勧めてきましてね。
 オレもやってみることにしたんだけれど、もぅ、ムズかしいとか言うレベルじゃなくって、手が動かない。
 どのキーを押していいかわからない。
 スクラッチさえ「押そうとする」始末。
 やはり、14個のキーと2枚のスクラッチをひとつの頭で処理するのは大変です。
 でも、LIGHT14 の★★レベルならイケる感じ。
 14KEY で★★★★★★くらいのレベルを軽やかにさばけるようになると、んもぅ、カッコイイだろうなぁ。

 んで、ポップンの筐体をのぞいてみると……おぉ! やってるやってるっ!
 上チャリさんの十八番、“片手プレイ”です!
 はじめてのオフ会での上チャリさんの片手プレイを見たとき、感服してたんですよねぇ。
 もともと上チャリさんは片手プレイをしやすい大きな手をしているんだけれど、それでもスナップを利かせてどこの同時押しでも GREAT や GOOD を拾う技術にはただただ驚くばかり。
 今も体をくねらせながら右手で必死にボタンをたたく姿に、少し見とれていました。
 普通にプレイすれば簡単な曲でも、片手のハンディをつけただけで格段に難しくなる。
 それでも満足なプレイができるんだから、上チャリさんの手さばきは人並みはずれたものがあるんですなぁ。

 倫さんの勧めもあって、オレは瀬尾さんといっしょに2DXをやりました。
 2DXのバトルプレイも今年の1月に CAT さんとやったっきり。
 いっしょにプレイできるって、うれしいもんです。
 普段できることじゃないから。
 瀬尾さんはあまり2DXをやらない方なので、オレがリードする感じで。
 でも、実はオレ、普段は2P側でプレイするんです。
 しかし、今回は1P側。
 うわ〜〜! スクラッチが左側にあるからやりづれぇやりづれぇ〜!
 3曲目で落ちました。
 あああ。

 あ、そうそう。
 そのゲーセンの入口の自動販売機にショットボトルのコカコーラがあるのを見てビックリ!
 思わず買ってしまった。
 いや〜、はじめて見ましたよ!
 地元にはないんですよ。ショットボトルのヤツは。





 そこのゲーセンをあとにした我ら一行。
 次にめざすは、東京タワー。
 上チャリさんの情報によると、東京タワーにもポップン6があるらしい!
 そこで、観光も兼ねて行ってみることにしました。
 徒歩で東京タワーへ向かったんだけれど、歩いているうちに“上チャリ+よっしー+E坂”3人組と“univagosuh+相方+倫+瀬尾”4人組の間にエライ距離が!
 後ろを向くと、4人がまるでコメ粒のよう(大げさ)
 っていうか、あああ〜! すんませんすんませんすんません!
 実はオレも歩くの速いんです。よっしーさんと同じで。
 オレはキビキビとは動かない方なんだけれど、歩くのとアイス食うのは早いんですよ。(アイスは関係ない)
 ジュース飲むのも早いんですよ。(ジュースも関係ない)
 50m 走も速いんですよ。(しつこい)

 さて。
 東京タワー。
 E坂さん、実は東京タワーははじめてです。
 もしかしたら高校時代の修学旅行で来たことがあるかもしれないけれど、そんな記憶はすっかり飛んでしまっているので“はじめて”ということにしておこう(なんじゃそら)

 東京タワーの中に入って、我ら一行が向かったのは2階のゲームコーナー。
 2階への階段を登ったら、ポップンが入口のそばにありましたよ!
 でも……“4”ですか !?
 なにやら、上チャリさんによると、そこはポップン3からポップン6へと新しくなったらしいんですって。
 うーん。なんでポップン6からポップン4へと退行してるわけ !?
 不思議だ。
 でも、ゲーセンとは違ってアミューズメント施設でのゲーム機の変遷って、なにげにおもしろいんですよねぇ。
 「誰もやんねーだろ」っていうゲームを平気で置いたりしてるからなぁ。
 温泉旅館とかで見たことないっすか? “やけにネーチャンがギザギザしている脱衣麻雀”とか。
 東京タワーも例外にあらず。
 音ゲーは退行を遂げたポップン4しかなかったし、っていうか、そもそも新しいゲーム自体がなかったなぁ。
 そんな中でオレは“上海”をやってました。
 昔、コレにハマったんだよねぇ。
 んで、オレが上海やってる最中に、よっしーさんがなにやら差し出してきて。
 プリクラサイズの写真なんだけれど、その写真、今日ついさっき秋葉原で撮った記念写真なんだ。
 「あれっ? ポラロイドでもないのに、なんで生写真が !? 」
 一瞬、わからなかった。
 なにやら、デジカメで撮った画像を 300円でプリクラっぽい写真にできる機械があるらしい!
 なぁんと! そんな機械があったとですか!
 はじめて見ました。その機械。
 スマートメディアなどのデジカメ画像記憶媒体を機械に差し込んで、お金を払うと写真ができあがるという。
 地元にあるかなぁ。さがしてみよっと。

 さて、夕方6時も過ぎ、2階をあとにした我ら一行。
 ここで、ひとつ提案が出た。
 「展望台、登ってみないか?」と。
 せっかく 333m もの東京タワーに来たんだ。登らないテはない!
 まぁ、最終判断はオレに委ねられたんだけれど、オレの出したサインは“GOサイン”。
 で、ここでひとつ知ったんだけれど、展望台って2つあるらしい。
 最初の“大展望台”までは 820円。でも、そこは高さ 150m しかない。
 もっと高い“特別展望台”(高さ 250m)へ行くには、さらに 600円かかるという。
 ボってるわ。絶対。

 まぁ、ボッタクリは観光地の常套手段だしイイか。
 で、まぁ、一行はエレベーターに乗って大展望台へ。
 いやぁ〜、高い!
 邪魔するものが何もない 360°の見晴らし。
 素晴らしいですな!
 新宿方面、お台場方面、etc... 建物が歯ブラシのように並んでる並んでる!
 東京ドームの屋根も見えましたよ!
 でも、これだけ高所だと横方向だけじゃなくて「下方向にも見晴らしがいい」ってのがどぅにもこぅにも……。
 実は、E坂さんは高所恐怖症。
 あまりの恐怖に、妄想がバリバリ全開になるのですよ!
 「外のぞいてるときに、東京タワーが倒れたらどうしよう」とか。
 「今自分のいる床だけ抜け落ちたらどうしよう」とか。
 「どこからともなく一団がやってきて、オレをつかまえて窓から外にブン投げたらどうしよう」とか。
 怖くて怖くて、窓に近づいて外をのぞくことすらできません。
 たぶん、窓から外をのぞいてるときに“足カックン”なんぞやられようものなら、あまりの驚きに展望台より高い“天国”へ行ってしまうに違いないッ!
 なので、高いところはゴメンナサイなE坂さんでしたが、実はなんと、さらに上の特別展望台にも行ってしまいました。
 600円でさらなる恐怖を買ってしまいました。
 あ、いや、その、葛藤はあったんスよ。「高いのはイヤだけど、せっかく登ったんだから……」って。
 で、まぁ、特別展望台に登ろうとエレベーターに乗ったんだけれど、アレ、怖い!
 エレベーターから街並みが丸見えなまんま強制的に上に登らされてる感じ!
 ときどき通り過ぎるタワーの鉄骨が、さらに恐怖感を増してゆく。
 んもぅ、特別展望台の高さになると、すでに下方向の見晴らしが無視できない!
 でも、何もかもが小さい景色はなかなか見られるモンじゃないし、貴重な経験ではありました。
 車はコメ粒。人は微生物。





 陽も沈み、夕飯どき。
 とあるレストランで夕食です。

 さて、ここで、イベントです!

   『瀬尾啄也画伯のポップン絵展覧会!』

 メールでの参加表明のときに、瀬尾さんが「もしよければ、今まで描いた絵を持っていきましょうか?」と提案してくれたのですよ。
 これはもぅ! 即オッケーっしょ !?
 ネット上ではどうしても“デジタルな画像”という形でしか見られないわけで、ナマの絵を見られるなんてのは貴重な体験です。
 しかも、イラストではなくて“絵画”だし!
 「瀬尾さんのナマ絵を見たら、全員ビックリするぞ〜!」と確信していたので、夕飯どきに瀬尾さんの絵を披露させようと決めていたんです。
 やっぱり、みなさんビックリしていました。方々から「すごぉ〜い!」の連発です。
 コルク紙に描かれたアッシュの絵。
 瀬尾さんのサイトに飾ってあるショルキーの絵。
 アクリル画のダイヤさん絵。
 3枚の絵を見たんだけれど、まさに“絵画”。絵の具の盛り上がりさえ見てとれるような。
 んもぅ、ただただ驚きだけでした。
 しかも、事前にメールで「ダイヤさんの絵を差し上げましょうか!」と、絵のプレゼントまで考えていただいて!
 実際にダイヤさん絵をいただきました。
 くぁ〜〜っ! E坂さん、カンゲキ☆
 アリガトウ☆ 瀬尾さん。
 部屋のどこに飾ろうか、うれしい四苦八苦になっちゃいますなぁ。

 あと、ここだけの話。
 倫さんって、体型に似合わず大食漢です!
 並ならぬ量をたのんで、全部たいらげちゃいましたよ! すげぇー!
 しかも、食べるのが早い早い!
 みなさん、驚きです。
 ちなみに、オレは歩くのとアイス食うのは(さっき言ったろが)
 ジュース(それも言った)
 50(もぅいいって)





 夕飯も済んで、今は夜9時半。
 どんな一日も、必ず終わりは来るもので。
 とうとう、オフ会も幕を下ろす時間です。

 イヤな時間です。
 単に終わりだからイヤだとかそんなんじゃなくって。
 オフ会で2倍3倍楽しんだからこそ、別れて“独り”になったときの2倍3倍の寂しさ。
 その寂しさをずっと引きずるオレではないけれど、でも、オフ会が終わるごとに寂しさを感じてしまうのはツライもんです。
 二度と会えなくなるわけじゃないけれど、次に会うのがだいぶ先になるだろうから、“永遠の別れ”に近い別れになる。
 友達みたいに「じゃ、またね〜☆」とはいかないのも、またツライところです。

 浜松町駅で方々別れて、新宿駅で瀬尾さんと別れて、オレ独り。
 あぁ。これで『いぷ★でるプチオフ』がとうとう終わったんだ。

 もちろん、楽しい一日であったことは言うまでもありません。
 しかし、オレの中には“もの足りなさ”もあるんです。
 やっぱり……、短すぎるね。
 半日だけなんてね。
 もし、オレが東京に住んでいれば、頻繁に会ったりお互いの家に行き来したりしてもっと親睦を深められるけれど、でもまぁ……そういうゼイタクは言っちゃイカンのかな。
 もしかしたら、北海道に住んでいるからこそ、たまにしか参加できないオフ会を楽しめるのかもわからんな。

 今回のオフ会をやって気づいたこと。
 今年は『全日本パズル選手権』の翌日に『いぷ★でるプチオフ』を開きました。
 んで、パズル選手権は毎年8月の第1土曜日に開催されてます。
 ということは……、

   『いぷ★でるプチオフ』、毎年できるんとちゃうか !?

 これからもパズル選手権には参加する予定だから、その翌日にプチオフをすればいい。
 ……。
 ふむ。
 これって、なにげにイイ考えじゃないか !?
 どうしよう。毎年やろっかなぁ、プチオフ。
 なんか、マジやろうか考えてます。





 今回のプチオフで、瀬尾さん、univagosuh さん、倫さんからプレゼントをいただきました。
 univagosuh さんからは、AVG系ゲーム2本
 倫さんからは、うなぎパイ7本
 瀬尾さんからは、ダイヤさんの絵画
 ウレシイです。
 あ、そうそう。お礼を言わなきゃ!

   univagosuh さん、ゲームをアリガトウです☆ 部屋に飾らせていただきます!

   倫さん、うなぎパイをアリガトウです☆ 楽しく解かせていただきます!

   瀬尾さん、絵をアリガトウです☆ おいしく食べさせていただきます!

 もらったモノとお礼がかみ合ってませんが気にしない!!


 ちょっと余談。
 自宅から新千歳空港へ向かう途中の車の中で、オレのケイタイが鳴りましてね。
 何だろうと思ってケイタイを見たら、メールが一通。
 メールを開くと……、

 univagosuh さんから「道中お気をつけてー!」と声をかけていただいて。
 ひそかにうれしくって、楽しいドライブができましたよ!



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管理人:E坂もるむ