1.2ブロックから2列への pointing
図1-1、2つの黄色ブロックを見てみましょう。
候補数字6の場所を調べると、こういう状況でした。
- どちらのブロックも候補数字6はタテ2列に存在する。
対象の候補数字は6です。
どの6も左端2列に入ってますね。
2ブロック内部の候補数字6を探したら、たまたまタテ2列に並んでいた。
そういう状況です。
この時、そのタテ2列に対して結論が1つ生まれているんです。
その結論とは何でしょう?
- タテ2列にある候補数字6のうち、黄色ブロックの外側にある物を除去できる。
図1-2 だと、赤色3マスが該当します。
この3マスに数字6を入れられなくなるんです。
なぜでしょう?
それは、左端2列において数字6は6のどこかに入らざるを得ないからです。
それを解説しましょう。
候補数字6を列ごとに色分けしました。
黄色領域に数字6は2個入るから、7マス66のうち2マスに数字6が入ることになりますね。
当然、タテ1列に数字6を2個並べるわけにはいかないから、次の通りに入れるしかなくなります。
- 6のどれか1マスに数字6を入れる。
- 6のどれか1マスに数字6を入れる。
仲良く1個ずつ😆
この事実はタテ2列に大きく効いてきます!
例えば、青色タテ列。
数字6は6のどこかに1個入るわけだから、それ以外の青色マスに6は入らなくなりました。
緑色タテ列も同様で、6以外はNGです。
というわけで、候補数字6を除去できるんです(図1-4)。
図1-2 の結論通りになりました😊
この後、左下ブロックでは★マスに6が確定します。
×印のチカラは大きいね!
2つのブロック内にある候補数字nを探した時、それらは全体で2列に並んでいた。
この時がチャンスです!
その2列を見て、ブロックの外にある候補数字nをすべて除去しちゃいましょう!
もう一例やってみましょう。
少し展開が進んだところです。
図1-5、今度は上端の2ブロックを見てみます。
おぉ、候補数字6がヨコ2列に並んでますね!
- 赤色マスから候補数字6を除去できる。
どちらのヨコ列も、6のどこかに数字6が入る。
ブロック外側の候補数字6をすべて除去しましょう😊
2.3ブロックから3列への pointing
前セクション1では、2ブロック/2列 に対して機能しました。
もちろん、3ブロック/3列 に対しても同じく機能します。
このセクションでは、候補数字2に着目して 3ブロック/3列 のパターンを3連続で適用し、ある1マスに数字を確定させましょう!
まずは 図2-1、3つの黄色ブロックを見てみましょう。
候補数字2の場所を調べたら、こういう状況でした。
- どのブロックも候補数字2は下端3列に存在する。
2で示した箇所です。
この時、前セクションと同様に結論はこうなります。
- ヨコ3列にある候補数字2のうち、ブロックの外側にある物を除去できる。
理由は前セクションと本質的に同じですが、図2-2〜図2-3 で説明しましょう。
候補数字2をヨコ列ごとに色分けします。
黄色領域に数字2は3個入るから、13マス222のうち3マスに数字2が入ることになりますね。
もちろんヨコ1列に数字2を2個並べてはいけないから、次の通りに入れるしかありません。
- 2のどれか1マスに数字2を入れる。
- 2のどれか1マスに数字2を入れる。
- 2のどれか1マスに数字2を入れる。
ここでも仲良く1個ずつ😊
そうなると、ヨコ3列に影響が現れます。
赤色ヨコ列では2のどこかに必ず数字2が入るから、2以外の赤色マスに数字2を入れられません。
今回は赤色ヨコ列にしか影響がなかったけれど、まぁこういうことは普通にあります😅
というわけで、図2-2 の2マスから候補数字2が消えた。
すると、新たな3ブロックが現れます。
図2-4 の黄色ブロックです。
候補数字2はヨコ3列に並んでますね!
ブロック外側にある候補数字2を除去しましょう。
1マスから候補数字2を消すと、またも新たな3ブロックが!
今度はタテ3列に2が並んでいますね。
今回は除去多め。
3個も消せました。
さぁ、ここで、緑色ブロックを見てみましょう!
候補数字2はいくつあるでしょうか?
- 候補数字2はたった1個しかなかった。
というわけで、そのマスに数字2が無事確定!
候補数字2を追いかけてブロックを巡る長旅でした😄
めでたし😄
3ブロック/3列 ともなると、ナンプレソフトなしではかなり面倒です。
ただ、一連の展開で候補数字2は合計6個も除去できた。
盤面によってはこの解法は割と大きな効果をもたらすので、上級問題を解く時は試してみてください😊
更新履歴
- 2024. 8.31.
- 新規公開。