1999/11/14 公開
担当:カルネアデス

ADAM の続き (仮名)

天城小次郎 #08


机を押しつぶしそうな勢いで叩く。

桐野杏子 「え..ええ、ちょっと天城さん‥‥?」

天城小次郎 「‥‥どんな刃物だ?」

頼むから、予感は的中しないでくれよ。

桐野杏子 「え、確か 『なた』 じゃないですけど、なにか切れ味がわるそうな。
                だから騒ぎにならなかたんですけど‥‥。」

天城小次郎 「‥‥くそ!」

そんな馬鹿な、あいつが生きているというのか?

桐野杏子 「どうしたんですか、天城さん?」

天城小次郎 「‥‥。」

あいつのせいでみんな‥‥。

桐野杏子 「‥‥。」

なんであいつだけ生きている?

天城小次郎 「‥‥。」

桐野杏子 「あ、そうだそうだ。」

俺がやったはずだ、手応えもばっちりだった。

天城小次郎 「‥‥。」

桐野杏子 「もしもし、まりな先輩ですか? ‥‥留守電?」

‥‥まりな?

天城小次郎 「法条か?」

桐野杏子 「ええ、留守電なんです。」

天城小次郎 「‥‥そりゃそうだろうなぁ。」

桐野杏子 「え?」

天城小次郎 「驚くなよ、桐野。」

桐野杏子 「な、いきなり真面目な顔しないでください。」

天城小次郎 「法条は今‥‥重体だ。」

桐野杏子 「!?」

そりゃショックだろうな、なんせこの俺様でさえショックだったからな。

天城小次郎 「もう一度言うぞ、法条は重体だ。 ‥‥会いに行くか?」

to be continued ...


あとがき

‥‥一番てこずるのはやはり後書きだと思う今日このごろ(笑)
今回は小次郎の方が多いはずです(一応強調)、容量でしか比較していませんけど‥‥。

そろそろ7日間更新がなくなりそうな予感‥‥。
お約束事項ですが、文章はノーチェックですので、ご了承くださいね m(_ _)m


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