崖の上から二人を見下す一つの影。 背中をまるめて、顔にはゴーグルを付けている。 ねずみ「ぃしししし、隙だらけだなぁ、おい。」 背中にしょってある大筒の照準を二人に固定する。 ねずみ「ひゃぁひゃはひゃ……。」 黒沢「そうだね。 まったくもって隙だらけだ。」 ねずみ「……ひゃ。」 ねずみの後頭部に銃を突き付ける黒沢。 ねずみ「ちょ、ちょ、ちょっ……と待ってくれよぉ、あいつらを殺(や)るまで、まっ待ってくれよ。 な、いいだろ? そうだ、そうだそうだそうだぁ。 あいつらのアイテム全部あげるからさぁ。 俺はただ……そう、ただやっ殺りたいだけなんだよぉ。」 黒沢「へぇ。」 不意にねずみの左手が動く……が、 黒沢「……落ちろ。」 黒沢が蹴りを入れるほうが早かった。 ねずみ「あ……あああぁぁぁ!!!!」 崖を転がり落ちるねずみ。 ねずみ「っめぇ、こんち……が!!」 顎をぶつけたようだ。 ねずみ「いつかころ……ぐふ。」 べんけいのなきどころを打ったようだ。 黒沢「……転がってる最中に話さない方がいいぞ。」 ねずみ「おぼえてろぉぉぉぉ……が!」 みぞおちに一撃入ったようだ。 黒沢「やれやれ。」 黒沢も崖より一歩踏みだし、ねずみを追いかける。 黒沢「……。」 右手で銃を握り、左手で右手を固定しながらねずみを狙い定め、 『ぱん、ぱんぱんぱん。』 『ど、どどどど。』 銃弾はねずみの左の岩に当たり、見事に木っ端微塵(こっぱみじん)になった。 ねずみ「な、ちょっとまてえぇぇっ!!!」 黒沢「待たないよ、だって私も実は……。」 弾の装填(そうてん)をしながら、 黒沢「……狩りは好きでね。」 にやりと笑い、再び標準をあわせる黒沢。 |
あとがき ……一応公開です、なんかなぁ……です。 まったく決まりません話が(笑) もう名前の伏せ字は無理だろうという事で、 ねずみと黒沢には素で出ていただきました(大笑)。 因みに今日は ナデシコ と新規掲載の ADAM の続き (仮名) の方も更新してるし…… |
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