滝川「なんなんだよありゃ、バリアか?!」 壬生屋「知りません!」」
士魂号の攻撃は使徒の前では無力だった。 芝村「ドンパチやっていても仕方有るまい、突っ込むぞ」 士魂部隊は使徒に向かって跳んだ。 ミサト「いいシンジ君、それは基本的に自分のイメージ通りに動くわ」 シンジ「イメージ通り」 ミサト「地上に出たら、まず、歩く事をイメージしなさい」 シンジの乗ったエヴァンゲリオンは地上に出た。 滝川「ちきしょう、放せよこの!」
使徒に捕まれた滝川機はゼロ距離で銃を乱射した。 みしっ! 滝川機より嫌な音が聞こえた、機体にひびが入った。 ざしゅ!
壬生屋機が剣で滝川機が掴まれている腕を斬った。 滝川「くそ、うごかねぇよ!!!」
先ほどのダメージが尾を引いていた。
刹那。使徒に体当たりをした何かがあった。 芝村「ネルフか」 速水「え?」 芝村「援護するぞ、あの紫のは味方だ」 芝村は速水の頭に蹴りを入れた。
複座型のコクピットは階段のような作りになっていて。 速水「‥‥蹴らないでよね」
振り向くとスカートから下着が微かに見えた。 もう一発蹴りを見舞った。顔面だった。 芝村「再度振り返ったら殺す、芝村に冗談はない!」 芝村と速水は耳まで真っ赤だった。
シンジは無我夢中だった。エヴァを動かし。 どすん!
山裾まで押し進んだが、先ほどまでの勢いは今はない。 がしっ!
その隙がシンジを容赦無く襲う。使徒に頭を捕まれた。 ががぁぁん!! 「うわぁぁぁぁぁ!!!」 エヴァの痛みはシンジに伝わった。 ががぁぁん!! 「ぁぁぁぁ」 声にならない叫び。 ががぁぁん!!
シンジは気を失った。 まったく抵抗を見せなくなったエヴァを使徒は投げ捨てた。 芝村「く、遅かったか」 速水たちが駆けつけたころには、エヴァは沈黙していた。 芝村「パイロットが気絶しているだけのようだ、時間を稼ぐ」 壬生屋「了解致しました」 滝川「稼ぐったって、どうすんだよ!!」 芝村「知らん、適当にやれ!」 芝村は搭載しているミサイルの照準を集められるだけ使徒へと向けた。 芝村「速水、撃て!」 速水「うん‥‥これか?」
士魂号よりミサイルの雨が使徒を襲う。 それでも、使徒は健在だった。 滝川「なんだぁ、あれでおわんねぇのかよ!」 芝村「そう騒ぐな、滝川」 そう言ったものの芝村自身、次の手に困り果てていた。 うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぅ!! その時、獣のうめき声がこだました。 滝川「な、なんだ?!」
使徒の後ろに立つ影、エヴァだった。 ざしゅ! それが、使徒の最後だった。 |
あとがき カルネアデスです、もうどうにもなりません(笑) 登場作品一覧
|
感想等々は掲示板かメールまでお願いします。
感想やご意見は書き手の力の源です!
戻る - 進む