過去とーく・2005年1月 2005年1月のできごとをつらつらと書いてます。 数少ないですが……。 |
そういや、QMAをやってると、ときおり他プレイヤーの中に徹頭徹尾ボケ倒して0点で去っていく方々を見かけます。 そういうボケラーの筆頭として「ボケいのち」さんがいたけれど、なんだか最近は彼(彼女?)に続けとばかりに さまざまなチン名さん方がボケ6問に命をかけている。 そこそこ熾烈な上級・大魔戦の中での一粒の清涼剤のようで、予選敗退のゼロ並びをひそかな楽しみにしています。
いやぁ〜、いろんな遊び方があるもんなんですな。 そういったチン名ボケラーの方々を見て、そう感じた。 自分たちで遊び方を開発する。 これ、簡単なようでいて実は難しいことなんです。 人間って、生まれてからの経験上でしかモノを考えられないことが多いから、真にオリジナルなモノを思いつくというのは至難の業。 歌や映画やテレビ番組などでも目新しいモノがほとんど出てこない現状を見ても、いかにオリジナルを制作するのが至難かがわかります。 QMAでは わからない問題でちょいちょいボケるのはよくあることだけれど、それをひとつの遊び方にまで昇華してしまうのがまたスゴイんですな。 QMA1でもボケラーさんがいたかもしれんけど、QMA2では そういうのが増えてきた。 そして、そういう一派が確立しつつありますね。 まぁ、正答を打つだけなら、覚えてりゃ誰でもできる。でも、その場その場でボケをつくり上げるのは かなりの頭の回転を必要とするんです。 しかも、人を笑わせるレベルともなれば、逆に豊富な知識やボキャブラリーも必要になる。 さらに、それだけでなく、その知識を“センス良く使う”という能力も要るんです。笑いのツボを押さえられるセンス。 世の中には、記憶力が優れてても応用力の無い人がいる。つまり“知識はあっても知恵の無い人”ですね。 そういう人種とは別の才能が要る。 「ハバネロ」→「ババアネロ」 「ぜいたくは敵だ」→「敵はいただくぜ」 ボケラーの方々の解答を見ると、「おぉ、そういうボケ方があったか!」と驚かされる。 センスと豊富な知識と 20秒の瞬発力。 そういう意味では、ただ問題文と解答の対応を覚えただけのヘタな金属賢者よりも頭がいいと言えるかもしれません。 (まぁ、問題文とボケ解答の対応を覚えるという強引手段もあるにはあるが) 遊び方の開発は、QMAに限らず音ゲーなんかでもありますね。片手プレイとか紙プレイとか。 パズルにもあります。自分で新解法を見つけるのもパズルの醍醐味のひとつ。 当然、他の遊びにもあるでしょう。 制作サイドから与えられた遊び方にとらわれず、自分たちで新プレイを編み出す。 人生にしても遊びにしても、相手が敷いたレールに乗るだけではつまらない。わざとはずれるのもまた面白いんです。 「レールなんぞ要らん!」 「俺がケモノ道をつくる!」 そういう気概がオレは好きだ。 そして、それらのパイオニアとなった方々には脱帽の思いです。オレにはその能力は無い。 どうせ遊ぶのなら、めいっぱい楽しんだ者が勝ち。 ボケラー、今のオレの注目です。 |
(解説は後述) 行きつけのゲーセンで、QMA仲間ができちゃいました。 もとは、1ヵ月ほど前に向こうから話しかけてくれたのがキッカケで。 当時のQMA2はアホみたいに回線がボロボロでしたっけ。 エントリー時に回線がつながってもゲーム開始にはそれが切れるという有様で、ガマンを重ねながらプレイしてましたっけ。 それが制作側の不手際なのを知らなかったらしいのか、彼は店員さんに回線切れのクレームを出したらしく、店員さんが(一応ながら)調べるということでオレも席をはずしたんですね。 そのときに彼の方から話しかけてきた。 それがキッカケでその日はプレイをご一緒して、後も会うたびにプレイを一緒にするようになりまして。 最初の会話でわかったんだけれど、なんだかオレの存在が彼の意識にはあったようです。 QMA1時代、大魔導士の階級を保つためにガチバトルでオレが接待プレイをやっていたことに気づいていたみたいだし、別のゲーセン(「コインスナック・ミッキー」というゲーセンです)でオレがQMAをプレイしていたことも覚えていてくれてた様子。 オレなんて一介のプレイヤーでしかないというのに、やっぱり見てる人は見てるもんなんですなぁ。 逆に、オレはオレで彼の存在は意識にはありました。 彼は店内1位の白銀賢者だったから。 (行きつけのゲーセンではQMA1が“まったり”モードで、ランカーとは無縁でした。QMA2になってはじめてメモ持参の人を見かけたくらいです) 今では、その彼、メフィストさんとは「わかんねー!」とか「知らねー!」とか言ったりお互い手助けしあったりしながら、賢者戦の中でノロノロとゲージを増やしたりしとります。 ひとりでやるのもいいけれど、複数でワキアイアイとQMA2をやるのもイイもんですな。 彼は金剛賢者になるために情熱を燃やし続けているようで、それにつられてオレも多少は階級を上げることになるかも。 《 解 説 》 クイズにもなっていない愚問でスンマセン。単純に計算してください。 昔、小さい頃に電卓で 2×2×2×…… と遊んでいたら解答のような面白い並びになって衝撃を受けたことを思い出します。 1 を足せば、さらにキレイな並びになりますね。 |
数学 I・Aの必要条件・十分条件問題、2問とも落とした……。 うわー、なんか悔しい。 なんだか、今年は結構時間がかかっちゃいました。 解き方はそれほど難しいってわけじゃぁなかったけれど、計算がどぅもメンドかった。 特に、数学 II・Bの確率問題にドえらい手間がかかってしまって。 分母 243 の分数計算は通分・約分がシンドいです。 もしかしたら、計算力が落ちとるんかな。 ただでさえ、素で 16−9=5 とやっちゃうくらい計算力が無いというのに(←マジ本当) 数学 I・Aの数列問題・図形問題は結構おもしろかったでした。 特に、図形問題は感服することしきり。 テキトーに円や三角形を描いているように見えるだけなのに、そこから解き進めていったら思いがけない結論が待ってたりするんです。 今年のだと、△HAC の性質や点Lの性質には驚いた。 毎年毎年、ああいったウマイ問題がよく思いつくものだと感服してしまう。 もし、オレがセンター問題制作チームに加わったとしても、ああいう問題は思いつかんだろなぁ。 なんせ、頭が固いんです。 |
E坂さん、とうとうブラウン管の向こう側を体験してしまいました。 北海道には HBC というテレビ局(TBS系列です)があって、そこの番組のひとつに『朝ビタTV』という奥さま向けの番組があるんですね。 その中の単発コーナーとして「頭の体操」があったんだけれど、その問題制作を手がけたんです。 実は、2004.12. 4. のひとりごとで書いた仕事というのがコレでして。
当日、少し緊張してました。 なんせ、テレビ局へ行くなんて生まれてはじめて。 しかも、当然ながら会社がデカイんです。 32年生きてきて受付嬢のいる会社に行くなんて、世界文化社以来2社目。 「社内に入ったら受付嬢の方に『来社受付してください』とか呼び止められるんじゃなかろうか」とか真剣に考えてしまうくらい、デカイ会社に慣れていないんです。 いやぁ、不安でした。 打ち合わせは30分ほどで終わりました。 そのあとは、ディレクターさんと一緒に局内をチョロチョロと。 スタジオの中にも入りましたよ! 時刻は夕方だったこともあってか、『ビタミンTV』(夕方頃放送の奥さま向け番組)のリハーサル風景が見学できました。 番組のセット、カメラ、照明、etc... いつもは画面で見るもろもろをナマで見られてチョイ感激。 普段見られない裏側を見られるのは、嬉しいモンです。 あ、そうそう。そういや打ち合わせの中で驚くことがありまして。 打ち合わせ前までは、「まぁ、スタッフロールあたりに“パズル制作・E坂もるむ”みたいな文字が出たら嬉しいな。その部分をデジカメで撮ってひとりごとを書こうかな」くらいに思ってたんです。 ところが! 打ち合わせの最中、作者紹介ということでオレを撮影するという話を聞きまして。 年末前にオレの自宅でVTR撮影をすることになったんです。 もちろん、E坂さんはカメラを向けられる経験ははじめて。 といっても、撮影決定当初はそんなに戦慄が走りませんでした。 なぜなら、仕事風景を撮られるくらいで別にカメラの前でしゃべることはないだろうと思ってたから。 多少は緊張するだろうけど まぁいいや、と。 ところが。 撮影前日あたり、ディレクターさんから添付ファイル付きのメールが。 パズルの問題をオレ自身が読み上げることになったらしい。 しかも、パズルの答えもオレ自身が解説するらしい。 これを見て、一気に心臓が高ぶった。 戦慄が走ったんです。 E坂さん、普通の会話でも「あのぅ」「そのぅ」「えーと」がナンボでも入るし、いつも言葉の最初でつっかえるクセがある。 しかも、身振り手振りがないとさらに自信なくしゃべるもんで、電話が大のニガテ。 こんな感じだもんで、しゃべりに関してはヘタレなんです。ホント駄目。 こんな人間がカメラの前でしゃべるんです。 テレビに流れることを考えると、トチったりドモったりしたらやりなおしになるかもしれない。 生放送でないからまだいいとしても、テイク2やテイク3くらいで終わりゃぁいいけどテイク10まで超えて迷惑かけたらどうしよう。 まぁ、でも、テレビに映るのは嬉しいし撮影は2時間くらいらしいから、腹くくることにしました。 んで、先月の28日。撮影当日です。 スタッフの方々が大きな荷物を肩に自宅にいらして。 いよいよ、撮影開始。 ごっついカメラ機材でオレの仕事風景を撮る。 ちなみに、テレビに映ってたのは全漢字ナンクロの試し解きのシーンです。 ナンクロ面を修正しては試し解き、修正しては試し解きを繰り返して完成に近づけていくわけですね。 あの作業は今まで何度もやってきていたとはいえ、カメラの前だとやっぱり緊張してもぅて。 マウスさばきやキーボードさばきがおぼつかない感じだった。 視聴者のみなさん、オレの顔がこわばってたらスンマセン (^_^;) そういや、カメラ機材、フリップ、ピンマイク、これら実物を見るのははじめてでした。 なんだか感激したなぁ。「おぉ、これがいつもテレビで見てるアレかぁ〜!」てなモンで。 仕事撮影のあとは、いよいよ問題読み上げと解説を撮ることに。 オレ的ヤマ場です。 とにかく流暢にしゃべらんとならん。フリップも慣れたような手つきでペリッとめくらにゃならん。 越えるべきハードルが次々浮かんでしまって、顔と体がこわばってくる。 でもしゃぁねぇ。E坂さん、腹をくくりました。 フリップ持ってなんとかカメラの前でしゃべりました。 変な顔でぎこちなかったろうなぁ。 視聴者のみなさん、あんなんでスンマセン (^_^;) 腹くくって、あの程度です。 そういえば、録音された自分の声を聴くと声が違って聞こえるという話を聞きますよね。 E坂さん、そもそも自分に自信のある人間ではないから、そういう“客観的な声”を聞くのがすごくハズかしいんです。絶対変な声してそうだ。 さらに、自分の姿を自分で見るのもハズかしい。髪を整えたりヒゲを剃ったりするときくらいしか鏡を見れないんです。 よく芸能人の中には自分の出演しているテレビを見てウットリしているだなんて話を聞いたことがあるけれど、あの感覚はオレにはわからない。 よっぽど自分に自信があるのか、気にしないのか。 オレなんて、ブラウン管の自分を見たら悶絶しそうだ。 結局、当の番組はナマで見ないでビデオに撮りました。そして、早送り で見ました(笑) だって、ホントにハズかしいんだもの。。。 といっても、やっぱりテレビの画面に出たということは素直に嬉しいです。 パズル作家になりたての頃は、画面に映ることになるなんて考えもしなかったもの。 また機会があれば、パズル作家として顔を出してみたいですね。 そのときは、またビデオに撮って早送りで見ます(笑) パズル制作中にボツになったのも結構ありました。 その中の問題をひとつ。 ヒマなときに考えてみてくだされ〜。 【 問 題 】 Aさんは車が大好きで、歩いて数分どころか隣近所へ行くのにさえ車を使います。 しかし、親戚のBさん宅へ行くときは一度も車を使ったことがありません。 Aさんの車好きは筋金入りで、「歩いて行くなんてバカバカしい。近所へ行くのにも車を使う!」と堂々と公言するほどなのに、Bさん宅へ行くときは絶対に車を使わないのです。 なぜでしょうか? もちろん、AさんとBさんは自宅が別々ですし、二人とも車が簡単に通れる普通の街中に住んでいます。Aさんは駐車場の心配もまったくしません。 【 答 え 】(反転してね) AさんとBさんは同じマンション(またはアパート、下宿など)の別の部屋に住んでいるからです。 同じ建物なら、車の動かしようがありません。 |
おととい、1月2日。 同窓会がありまして。 何年か前にはクラス会があったんだけれど、今回は高校時代の部活の同窓会。 オレは中学高校と6年間、吹奏楽部に籍を置いて部活動をやってたんですね。半分サボってましたが(笑) んで、当時の顧問の先生が一旦転任されたあとまた我が母校に再赴任されたということで、同級生で部長をやってたYくん幹事のもとブラバン同窓会を行う運びになったそうなんです。 いやー、13年ぶり! 干支が1周回ってますよ!
顔カタチは結構変わってるだろなぁ。オレ、忘れられてたらどうしよう。……などとチョイ不安にも思いながら、会場に行ったわけです。 いやぁ変わってねえ!! 変わってねえ! 変わってねえ! 全然変わってねえ! 会場入りした一瞬はわからなかったけど、懐かしい顔がゾロゾロだよ! 中にはオレより3つ下の人もいたのか初対面の人もいたけれど、面影っちゅうのは変わらんもんですな。顔と名前がすぐに一致しました。 総勢 30人ぐらいかなぁ。当時の話に花を咲かせたりすること8時間。 これだけの時間が一瞬で過ぎたように感じたのは、たぶんはじめてだった。 オレの職がフリーだからなのか、先生の帰り際にガンバレとエールをいただいてしまった。 先生の見た目は絵に描いたようなマジメなんだけれど、フルートの名手で、ホテルのボーイなどいろいろ経験をしつつ 36で教員免許を取り、さらにはチェコの映画に出演経験アリという異色な方なんだとはじめて知った。 それにくらべたら、32なんてまだまだ若いですな! E坂もるむ 32歳、パズル作家7年目。一応の一人前になる目安の10年まで、あと4年。 なんかこぅ、四十路の前にひとつデカイことをやってみたいなぁ。 |