過去とーく・2007年4月 2007年4月のできごとをつらつらと書いてます。 数少ないですが……。 |
ちょっくら旅をしてきます。 4/16 に帰る予定。 |
先日、QMAで雑学R2の予習をやっていたら、ことわざの線結びが出ましてね。同じ意味同士を結ぶヤツ。 簡単に正解はできたんだけど、ふと「勿怪の幸い」ということわざを調べてみようと思ったんですね。 当然、字面を見てモノノケだと思って辞書で調べてたんです。本当はモノノケを変換すると「物の怪」になるんだけれど、まぁ、多少の字の差異なんてよくあることだ。「モノノケのサイワイ」でいいだろ、と。 ところが、いくら調べても見つからない。 辞書には言葉の用例としてことわざが載っていることが多いハズ。なのに載っていない。これはどうしたことだ。そんなにマイナーなことわざなのか?? 変だ変だと思いつつ Google さんにお願いしまして。 でも、検索結果にどうもシックリ来ない。ことわざサイトが いの一番に引っかかるハズなのに、まったくカスリもしないとはどういうことだ。 んもぅしょうがない。基本に立ち返って「勿怪」という言葉自体を Excite辞書で調べたんです。 そしたら……出てきた結果を見て、一瞬にして疑問が氷解してしまいました。 なんでぇ。「モッケのサイワイ」じゃねぇか!!
いやぁ〜、言葉っちゅうモンは怖いですなぁ〜〜〜。 誤用の危機が絶えずついて回る。 世の中にも誤字・誤用などがいっぱいありますね。 「敷居が高い」「檄を飛ばす」「確信犯」「役不足」「破天荒」「情けは人のためならず」なんてのは、意味を間違えて覚えている最たるもの。 「危機一髪」「食餌療法」なんてのは、書き間違いやすさで1位2位を争う(発や事ではありませんよ〜!)。 「間髪を入れず」「好事魔多し」「綺羅星のごとく」なんてのもややこしい(正しい区切りは「間、髪を入れず」「好事、魔多し」「綺羅、星のごとく」です)。 「的を得る」「押しも押されぬ」なんて言葉は、本来は存在しない。 たいがいの人はロクに意味を辞書で調べずに文脈などで意味を軽く判断したりするから、誤字や誤用とも知らずに平気で使っちゃったりしますよね。 もちろん、オレにもそのケがあります。知らず知らず おかしな言葉遣いをしてるかも。 とはいっても、言葉は数学ではないですもんね。キッチリと定義や厳密さがあるわけじゃないし、時とともに意味や字面が移り変わっていく。大多数の人が使って浸透するから正しい語になるという、なんとも多数決的な性質がある。 「独擅場」「食餌療法」よりも「独壇場」「食事療法」の方が浸透しちゃってるし、「独壇場」のように「食事療法」も正しい語として認められている雰囲気なのかな?? ヤッパリの意味で使う「やっぱ」なんてのも、辞書に載る日が近いかもなぁ。 |
EPSILON ★ DELTA 管理人:E坂もるむ |