過去とーく・2007年8月 2007年8月のできごとをつらつらと書いてます。 数少ないですが……。 |
数学検定のサイトを見に行ったら、段位検定の公開問題がアップされてたんですね。 んで、興味がてらチョイとダウンロードしてみまして。 いやぁ〜、わがんねぇ。 サッパリわがんねぇ。 準1級止まりのE坂さんにとって、大学以上の数学は穴だらけなのです。 問題文が1〜2行だし式もシンプルだっちゅうのに、E坂さんの頭の上には「?」が100個くらいついています(笑) なんだよ、tan-1(1/4443) って。4443 って!! その公開問題の中で、興味をひいたモノがありました。 こんなの ↓ ナンプレは数学者オイラーの“ラテン方陣”が発祥とされています。 だもんで、一応、ナンプレと数学は関わりがある。 でも、いやはや、パズルが検定問題にまで進出してくるとは思わなかったなぁ(もしかしたら、とっくに進出していたのをオレが知らなかっただけかも)。 チョイと裏話になるんだけれど、この2桁ナンプレ問題を見たとき真っ先にあの方が思い浮かんでしまいました。 神家大魔(じんけたいま)さん。 神家さんは『ナンプレファン』の愛読者で、「数字のオキテ」コーナーでも活躍されている方です。 オレが「投稿の鉄人」コーナーの2代目選者に就任した号で、さまざまな読者原稿の中、はじめて見た神家作品がこの2桁ナンプレタイプのオリジナル問題でした。 ナンプレ面の一部に十の位や一の位の数字が初期配置してあって、上の3段問題の条件そのままに2ケタ数字を1個ずつ入れて完成! というシロモノ。 神家さんの熱は凄まじいものがあって、原稿面の隅にナンプレ面が置かれている以外はアツいアツい長文が毎回書かれているんです。 シンプルな原稿が多い中、気概に富んだ原稿だったせいもあって、印象に残ってたのかもしれん。 誌面を大幅にとってしまうのと(11〜99のチェック表が必要になるので)、ややこしく難しい印象が否めないため、肝心の作品は採用を見送らせていただいたんだけれど、2桁ナンプレというアイデアは面白いなと思いました。 もうちょい解き筋が簡単になれば……、といったところ。 個人情報保護のため、選考後の投稿作品は残らずパズル編集部へ返送することになっています。 なので、神家さん作品の原稿はもぅウチにはありません。 いや〜、コピーしとけばよかった! そしたら、数検3段、1問はズルできたのにぃ〜〜〜!!(笑) 数学的な観点からナンプレを見るっちゅうのも、面白そうですね。 ナンプレの完成形は(数字交換で同じになるのは1つとみなすとして)何通り存在するのか、とか。 数字9個と3×3で魔方陣がらみの考察もできそう。 プログラムの視点では、問題自動作成や自動解答アルゴリズムを精錬させてみたり。 こうなったら、もぅ、スリザーリンクやサムクロスも検定に出してほしいですなぁ〜〜〜。 ついでに、漢検には全漢字ナンクロを。とか言って。 《 余 談 》 通常、数学検定は1次と2次で構成されます。 ところが、数検も5段になってくると、なんと5次検定まであるらしい! しかも、1次から順に合格していかないとダメらしい! 気が遠くなる……。 もぅ雲の上。上を見上げても、段の「又」の字も見えねぇなこりゃ。 |
もぅ何回目だ!? 今回は、幹事役を務めてくれた あそらさんに感謝! いつもは7月にプチオフの準備をするんだけど、今年はなぜだか怒涛の仕事ラッシュで参ってしまった。 仕事が片付いたのが7月下旬だったもんで、いまさら準備してもしょうがないとプチオフをお休みしようかと思ってまして。 そしたら、いつも参加してくれている あそらさんが幹事を引き受けてくれて、なんとオフ決行となったのでした。 おおお、飛行機のチケットを早々に取らなくてヨカッタよ(選手権翌日の帰宅も考えてたので)。 あそらさん、面倒をおかけしました。 今年もまったく変わらず、ゲーセン→昼食→観光で。 今回のゲーセンは……もぅ、101さんでしょう。 もはやランカーじゃ! この人ぁ〜。 101さんのブログを読んでもわかる通り、クルクルラボに関しちゃぁ ただただスゲェの一言。 観光は、もぅ何度目かっちゅうくらい上野公園。 敷地内の国立科学博物館です。 特別展『失われた文明 インカ・マヤ・アステカ展』というのを見に行ってきました。 ただ、各々自由に見て回ってたせいか、チョイと仲間はぐれを起こすハプニングも。 まぁ、そんなチョイとグダグダ感があったってイイんです。 逆に、パックツアーでもないのに時間に追われるオフ会なんてぇのは、オレはイヤ。 来年は、7月が多忙でも時間を見つけて なんとか告知などしますね。 昔は秘密裏の掲示板でオフ内容を決めてたけど、来年からは通常の掲示板でやりましょう。 そうすりゃアタシも気がラクじゃ。 |
毎年恒例の全日本パズル選手権。 今回は……なんと、読者の方からモノをいただいてしまいました。 今ではもぅパズル選手権の上位常連になってしまった山本達也さん。 一昨年、E坂さんも同行したハンガリーでの世界パズル選手権では、十指に入る成績を収められた方です。 選手権後のパーティーで、その山本さんから本をいただいたんですね。 ← それがコレ。 『線対称・点対称』というパズル本です。 作者は山本さんご本人。
昔、同人で『ニャミラー』というパズル本をつくったことがあるものの(2003.12.16. のひとりごと参照)、逆に、個人本をもらうというのははじめて。 自費でこしらえてプレゼントしてくれるとは思いもよらなかった。 パズルというのは解くのが基本ではあるけれど、もちろん、つくるという遊び方もあるわけです。 ネット上では さまざまなオリジナル作品を目にするし、ニコリでは新しい作品が毎号毎号あふれてくる。 こうやって、プロ・アマを問わずパズルのアイデアがどんどん出てくる状況は実に喜ばしいこと。プロとしても勉強になるものです。 そういう中でナンプレやお絵かきロジックみたいに「ルールがシンプルなのに解き方のアプローチが豊富」というパズルができれば最高なんだけれど、これはもぅ神業。至難の業。 でも、E坂さんも後世に残るようなパズルを一生に一度は出してみたいモンです。 さて、その『線対称・点対称』というパズル、チョイとご紹介! ルールは後述しますが、まぁ、例題を見れば見当がつくかも。 図形分割タイプのパズルで、対称図形をうまく利用したモノになっています。 このパズルの醍醐味のひとつとして「思いもよらない形に分割される」というのが挙げられます。 例題みたいに小さく単純な形しかないと思いきや、どう考えてもバカでかく複雑な形にならざるを得ないときがある。 ホントに対称形になるのかと不安になりつつも、完成した後に「うぉ、ホントに点対称になっとる!」などと驚くのもまた一興。 何マスにもわたるバカでかい「卍」や「Ψ」みたいな形ができたっておかしくないし、その方が逆に面白いでしょうね。 このパズルをつくるとしたら、点線の配置の仕方がミソになるのかな。 ナナメ45度にも点線を引くとさらに奥深くなりそうだけど、さすがに複雑過ぎるか。 ルールはこんな感じです。 ★ ルール ★ 「線」「点」「両」のどれかを必ず1個ずつ含むように、点線に沿って分割するだけ。 また、各文字を含む図形は以下の性質を持つ。 「線」= 線対称だが、点対称ではない。 「点」= 点対称だが、線対称ではない。 「両」= 線対称&点対称。 E坂さんも1問つくってみました。 難易度は……まぁまぁかな。 ヒマなときにでもやってみてくだされ〜。 試行錯誤含みでチョイチョイと片付けてやってください。 |
EPSILON ★ DELTA 管理人:E坂もるむ |