過去とーく・2008年1月
2008年1月のできごとをつらつらと書いてます。
数少ないですが……。



 今年もまた、飽きもせずセンターの数学問題を解いてみました。
 数学 II・Bの第5問を除いて、数学I・A、数学 II・Bを解いてみた。
 さらに、「今回こそは絶対に満点を取るッ!」という意気込みの下、一旦解き終えたら必ず検算をすることに。

 しかし結果は……しょーもないミスを2問やらかしました(泣)
 はぁぁもぅ、なんで三角錐の体積を求めるのに 1/6 をかけちゃうのかオレは!(泣)
 またも満点は持ち越し。
満点夢見し 飽きもせず 


★ 2008. 1.24. Thu. 
 E坂さんはツメの甘さがまったく変わっておりません。
 オレのツメの垢を煎じたら、それはそれは甘い甘いフレグランスのお茶ができるかもしれん!

 去年と同様に今回も数 II・Bの第6問が面白かったので、チョイとご紹介。
 『ユークリッドの互除法』というヤツです。
 これは何かというと、2つの整数の最大公約数を求めるための手法です。

 そういえば、2つの整数の最大公約数を求める方法にこんなのがありましたね。
 中学校あたりで習ったようなヤツ。
 下図のように、共通して割り切れる数(共通因数)を探しては次々割り算していくという方法です。


 この方法は別に難しいわけじゃぁないんだけれど、「共通因数を探す」という作業が厄介だったりするんですね。大きい数を相手に探すとなると異様に手間がかかってしまう。
 まぁそりゃそうだ。「5541608 と 7107896 の最大公約数を求めよ!」とか言われても、手間を通り越して「7ケタなんぞやってられっかーッ!!」とちゃぶ台をひっくり返されて終わりだ。
 ところが。
 ユークリッドの互除法を使うと、多少の手間で簡単に求まってしまうんです。
 しかも、小学生でもできる簡単な方法だってんだからビックリだ。

 では、ユークリッドの互除法とは一体どんな手法なのか。
 実は……単なる 割り算の繰り返し なんです。
 下図のように、元の2数の割り算から始めて「除数を余りで割る」を数回繰り返すだけ。こんな単純な作業で最大公約数が求まってしまうんです(割り算a÷bにおいてbのことを除数と呼びます。ちなみに、aは被除数と呼ばれます)


 実に簡単!
 しかも、この互除法のさらにスゴいところは「割り算の繰り返し回数が少ない」というところ。
 なんと、小さい方の数のケタ数の5倍以内で済むんです。たとえば、上図の場合だと どんなに多くても必ず 15回以内で割り算が終わるというわけです。実際、5回で終わったしね。
 これはすでに証明されていて、『ラメの定理』と呼ばれています。
 ちなみに、前述の「5541608 と 7107896 の最大公約数を求める」という場合だと、とりあえず 35回以内で済むことがわかります。実際にやってみると、たった8回で終わった。早ッ!

 まぁ、たった8回とはいっても、デカい数を相手に手計算で8回連続割り算する……と考えると手間はやっぱりかかるかもしれません。
 でも、前述の「共通因数を探し出す」よりは格段にラクなんです。
 だって、割り算するだけなんだもん。
 しかも、都合のいいことに、繰り返し単純作業を大の得意とする輩がこの世の中にはいる。
 それは……皆さんの目の前にある箱、パソコンだ。
 チョチョッとプログラムを組んでやれば、あとはメンドウな作業はすべてパソコンがやってくれる。
 コンピュータにとって数十回の繰り返しなど朝メシ前ですからね。
 今となっては、十数ケタ同士の数の最大公約数なんて瞬時に求まってしまうんです。

 ちなみに、この手法は『ユークリッド原論』という書物の中に記載されました。
 そこから「ユークリッドの互除法」という名前がついたそうです。
 ユークリッドは紀元前300年頃の古代ギリシャの数学者で、「学問に王道なし」ということわざの元になった人物でもあります。
 平面や空間という意味で「2次元」「3次元」という表現が使われたりするけれど、その語源をたどっていけばこのユークリッドという人物にブチ当たります。
 (平面は「2次元ユークリッド空間」、空間は「3次元ユークリッド空間」と呼ばれます)


 昨日のQMAのとある決勝。なんと、0.01点差で負けてもぅた。
 どっかで少しでも早く答えてたらオレが優勝だったよ!

ある意味、QMAの醍醐味か 


★ 2008. 1.17. Thu. 
 チョイ悔しと思いつつも、こういう僅差の試合ってぇのは勝っても負けても楽しく感じるからオレぁ好きだ。
 なかなか起こり得なくて珍しいからというのもあるんだけれど、デッドヒートとか最後まで行方のわからない試合というのがもぅ内心興奮してしょうがない。
 たかがゲームなのに、結果発表を心待ちにして筐体の前で結果に大きく一喜一憂するというキモい35歳(笑)
 こういう面白い試合がたまにあるから、QMAはやめられないんだよなぁ〜。

 一度でいいから、他15人全員がオレとまったく同じ実力という組み合わせで試合をしてみたいモンです。
 まさに誰が1位になるかわからない、先の見えない勝負。
 そういう試合なら、オレぁこの上なく喜び勇んでリキ入れてプレイする。
 たとえ最下位落ちになっても、絶対に悔いは残らない。
 むしろ、「いい勝負を本当にありがとう」と相手の皆さんにお礼を言いたいくらいです。


ぼんぬあね〜 


★ 2008. 1. 4. Fri. 
 あけましておめでとうございます。
 どうぞ今年もよろしく!

 今年で平成は20歳になろうかというところ。
 そして、アタシゃパズル作家として10歳になろうかというところです。
 いや〜、早いモンだ。もぅ10年だ。
 パズル作家になる前は1年ともたない職生活ばっかりだったのが、ウソのような長続き。
 (会社員業は2回やったけど、どっちもクビ同然で退職しています)

 最近ではお世話になる出版社も少し増えてしまって、仕事に時間を取られてなかなかここでひとりごとも書けずじまいの日々です。
 なんとか時間をつくっていろいろ多く更新したいなぁと思いつつ、テキトーに『いぷ★でる』を運営していきます(なんか矛盾しとるね)

 では、よろしゅう!


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管理人:E坂もるむ