過去とーく・2009年4月
2009年4月のできごとをつらつらと書いてます。
数少ないですが……。



 そういや、QMA6の数学問題にこんな感じのがありましたっけ。

   「QUIZ」の4文字から順序を問わずに3文字を選ぶ組み合わせは何通り?

Cを使えどAに泣く 


★ 2009. 4.17. Fri. 
 これは数学好きな方々なら朝メシ前の問題で、即答ができますね。
 んで、この問題には分岐があって、「MAGIC」の5文字から順序を問わずに3文字を選ぶ組み合わせは何通り? という問題もあります。
 もちろん、これも数学好きには朝メシ前。
 ところが、これにはもうひとつの分岐がある。

   「ACADEMY」の7文字から順序を問わずに3文字を選ぶ組み合わせは何通り?

 QMA友のプレイ中にこの問題を見たとき、E坂さんの思考がバタッと止まってしまった。
 もちろん、7文字に増えたから計算できなかったとかいうわけじゃぁありません。
 あることに気づいて思考が止まっちゃったんです。

 高校数学の順列・組み合わせ問題では、選ぶ対象にダブリがあるか否かで難易度がだいぶ変わってきます。
 上記の「QUIZ」や「MAGIC」には文字のダブリが一切ないから、答えを求めるときは 4353 を計算するだけでいい。
 ところが、「ACADEMY」だと「A」がダブっちゃってるんですね。この事実が問題の難易度を押し上げる。
 もちろん、単に 73 を計算するだけではダメ。工夫が必要なんです。

 でも、どう工夫すればいいんだろ?
 73 を計算してからダブってる分を差し引くとか、2個のAを1個にまとめたらうまくいくかなとか。
 受験生の頃を思い出していろいろ考えてみたけど、どぅもエレガントにいかない。
 しまいにゃぁ、「もしかして“重複組み合わせ”(*1)とかを使うのか!?」などと考える始末。
 結局、なすすべもなく 20秒が無情に過ぎていく。
 うおお! なんか悔しいぞ!!
 数学好きのE坂さんにとって、こういう類の問題を解けないままにしておくのはどぅにもこぅにも気持ちがスッキリしない。
 だもんで、ゲーセン備えつけの紙とエンピツで計算してしまいました。

 結局、E坂さんのアタマではエレガントな解法が見つからず。
 チョイとメンドウな方法だけど、【1】Aを2個とも選んだ場合・【2】Aを1個だけ選んだ場合・【3】Aを1個も選ばなかった場合 の3通りに場合分けして、それぞれを求めて合計しました。

 一応解けたけど、どぅもまだ気持ちがスッキリしない。
 問題文が簡単なだけに、もっとうまい方法がありそうな気がするんだけどなぁ。
 うまい方法があったら教えてくだされ〜〜〜!


(*1)重複組み合わせ
 異なるn個の物から重複を許してr個を選ぶ方法のことを“重複組み合わせ”と呼びます。
 「重複を許して」というのは「同じ物を何回選んでもいいよ♪」という意味です。
 たとえば、「QUIZの4文字から重複を許して3個選ぶ」という場合、Q・Q・Zという選び方もできるというわけです。もちろん、Q・Q・Qみたいに同じ物ばっかりでもOK!
 組み合わせが何通りあるかは nr で表しますが、重複組み合わせの場合は nr で表します。
 ちなみに、この C と H については、等式 nrn+r-1r が成り立つことがわかっています。
 なので、上記の重複組み合わせが何通りあるかを知りたいときは 434+3-1363 として計算すればいいわけですね。

 この重複組み合わせ、E坂さんの高校時代の教科書には申し訳程度で載ってました。
 大学受験には必要なくて覚える気はなかったもんで、今の今まで まさに「名前だけ知ってる」という状態で過ごしてた。
 あらためて調べてみて理解した次第です。なんと 18年越しの理解!


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管理人:E坂もるむ