1.範囲の見つけ方(最大値編)
ある枠の合計値が小さい時、その列には大きな数字を入れられません。
この時、「どこまで大きな数字なら枠に入るか?」がわかると、それが手掛かりとなって展開が進むことがあります。
枠に入る数字の上限を求める方法、当セクションではそれを解説します。
図1-1、赤色枠を見てみましょう。
- 赤色枠は3マス・合計値9。
この枠は唯一パターンではありません。
が、この枠が手掛かりとなって、★マスに数字が決まります。
- ★マスに数字7が確定する。
なぜでしょう?
それは、赤色枠の合計値がかなり小さいからです。
3マス枠に可能な合計値は6〜24で、9は6にかなり近い。
となると、赤色枠内には大きな数字を入れられなくなります。
では、具体的にはどこまで大きな数字が入るんでしょう?
上限を求めてみましょうか。
合計値は最初から固定されている。
ということは、もしできるだけ大きな数字を入れたいのなら、他のマスは極力小さな数字に抑えなければいけない。
もちろん同じ数字を複数入れてはダメだから、1マスだけを残して順に1, 2を仮置きしてみる。
すると、最後のマスには6が入ることになった。
というわけで、こういうことが言えるんです。
- 「3マス合計9」の枠に入り得る数字は、最大で6である。
赤色枠、数字の上限は6でした。
というわけで、もぅ赤色枠は7以上の数字を受け付けません。
この事実、左上ブロックに対して大きく響いてきます!
数字7の入る場所、たった1つになっちゃいました。
数字の上限が決まれば、それより大きな数字はすべて立ち入り禁止となる。
これが大きな手掛かりになったりします。
小さな合計値の枠を見つけたら、仮置きして上限を求めてみてください。
3マス枠の場合、合計値が11以下だと大きな数字は入れられなくなります。
合計値11だと上限は8。
合計値10だと上限は7。
合計値9だと上限は6。
合計値8だと上限は5です。
4マス枠でもやってみましょう!
図1-4 の赤色枠。
- 赤色枠は4マス・合計値13。
4マス枠に可能な合計値は10〜30。
13はかなり小さい方。
だから、大きな数字はどうやら入らなさそう……。
この場合も★マスに数字が決まります。
- ★マスに数字9が確定する。
本当に9が確定するかどうか、赤色枠内の数字の範囲を絞ってみましょう!
極力小さな数字1, 2, 3を仮置き。
残り1マスに数字7が入ることになった。
というわけで、こうなりました。
- 「4マス合計13」の枠に入り得る数字は、最大で7である。
今回の上限は7。
赤色枠は数字8, 9をシャットアウトする!
左上ブロックでは、数字9の入る場所はたった1つになっちゃいました😃
4マス枠の場合、合計値が14以下だと大きな数字は入りません。
合計値14だと上限は8。
合計値13だと上限は7。
合計値12だと上限は6です。
もちろん、5マス以上の枠でも同様です。
1, 2, 3, 4, ……と仮置きして上限を求めましょう!
なお、2マス枠の場合は『数字の範囲は1~9よ』のページと本質的に同じなので、仮置きは不要です。
2.範囲の見つけ方(最小値編)
前セクション1では、概要として最大値編を解説しました。
今度は、例題を通して最小値編です。
枠に入る数字の下限を求める方法を解説します。
図2-1、少し数字で埋まったところ。
実は、ここから★マスに数字が確定します。
- ★マスに数字1が確定する。
それを突き止めてみましょう!
赤色枠に注目します。
- 赤色枠は3マス・合計値20。
3マス枠の可能な合計値は6〜24。
20はだいぶ大きい。
となると、枠内には小さな数字を入れられなくなります。
では、どこまでなら小さな数字を入れられるのか?
下限を調べてみましょう。
合計値は最初から固定されている。
ということは、もしできるだけ小さな数字を入れたいのなら、他のマスには極力大きな数字を入れなければいけない。
もちろん同じ数字を複数入れるのはNGだから、1マスだけを残して順に9, 8を仮置きしてみる。
すると、最後のマスには3が入ることになった。
- 「3マス合計20」の枠に入り得る数字は、最小で3である。
赤色枠、数字の下限は3でした。
もぅ赤色枠は数字1と2を受け付けません。
後は、数字1に着目すれば道が開けそうですね!
黄色ブロック。
数字1の入るマスを探してみると……それは1カ所だけでした。
枠内の×印が非常に良く効いてますね!
小さい数字を寄せ付けない下限のチカラ😆
大きな合計値の枠を見つけたら、仮置きして下限を求めてみてください。
3マス枠の場合、合計値が19以上だと小さな数字は入れられなくなります。
合計値19だと下限は2。
合計値20だと下限は3。
合計値21だと下限は4。
合計値22だと下限は5です。
4マス枠でもやってみましょう!
図2-4、左端の赤色枠。
- 赤色枠は4マス・合計値28。
4マス枠に可能な合計値は10〜30。
28はとんでもなく大きい。
そのおかげで★マスに数字が決まります。
- ★マスに数字3が確定する。
この場合も、枠内の数字の範囲を絞って解決しましょう!
極力大きな数字9, 8, 7で仮置きです。
最後の1マスは数字4。
というわけで、赤色枠の下限は4でした。
数字1〜3とはここでお別れです。
さぁ、このおかげで左端タテ列に手掛かりが生まれましたね!
数字3の入る場所はたった1つしかなくなりました。
4マス枠の場合、合計値が26以上だと小さな数字は入りません。
合計値26だと下限は2。
合計値27だと下限は3。
合計値28だと下限は4です。
もちろん、5マス以上の枠でも同様です。
9, 8, 7, 6, ……と仮置きして下限を求めましょう!
なお、2マス枠の場合は『数字の範囲は1~9よ』のページと本質的に同じなので、仮置きは不要です。
3.仮置きはもう少し適切に
今までは、合計枠に入る数字の上限や下限を仮置きで求めました。
しかし、その仮置きには注意が必要です。
当セクションでは、仮置きの際に気をつけるべき点を説明しましょう!
図3-1。
少しばかり数字が入ってますが、これは解いている最中に判明した数字だとでも思ってください。
さて、赤色枠に注目してみます。
- 赤色枠は4マス・合計値18。
今回は、数字1, 2, 3と仮置きしても残り1マスには12が入る。
上限は12であり、1〜9のどの数字も赤色枠に入る可能性がある。
どうやら数字の範囲は絞れそうに見えません。
ところが!
よく見ると、赤色枠の左右に数字1と3がありますね。
となると、こ〜んな疑問がふと湧いてくる。
1と3を仮置きする必要、あるんかな?
どっちも赤色枠には絶対入らないんだけど……。
そうなんです!
1と3は仮置きしなくていいんです。
枠に入り得ない数字を仮定しても無意味ですもんね。
というわけで、この場合は2, 4, 5と仮置きする。
んで、最後の1マスには数字7が入ることがわかります。
- 赤色枠に入り得る数字は、最大で7である。
これが正しい仮置きの仕方です。
合計枠に完全シャットアウトされている数字は飛ばして仮置きしましょう!
そうすれば、枠内の数字の範囲は適切に絞れます。
あっ、ここで注意。
盤面には数字4もありますが、4は仮置き必要です。
なぜなら、数字4は枠の右端に入る可能性があるから。
枠に入る可能性があるうちは、その数字を仮置きしましょう。
さて、前セクションの 図2-2 をもう一度(図3-3)。
もしかしたら、図2-2 での仮置き方法に違和感を覚えた方々は多かったかもしれません。
8の仮置きって……要る??
はい、要りません💦
赤色枠に数字8は入り得ないので、この場合は9, 7と仮置きをします。
そして、「下限は4だ」と結論付けるのがスマートなんですね。
「下限は3」は甘い絞り方でした😅
前図3-3 からちょっと進めて 図3-4。
実は、さっきの正しい下限のおかげで1マスが埋まります。
- 黄色ヨコ列ではマスAに数字3が確定する。
もし甘い絞り方をしていたら、この数字3は確定できません。
たった1違いの下限が明暗を分ける。
稀ながら、こういうこともあったりします。
甘い絞り方で済ませた代償は、頭をボリボリ搔きながら盤面の前で溶けていく膨大な時間。
まぁ、それもサムナンプレの面白さです😊
ビターな味わいもまたイイ物よ!?
図3-2 のように、実戦での仮置きは少しややこしいです。
とりあえず、セクション12で「小さい順/大きい順 に数字を仮置きする」という基礎を理解すると良いでしょう。
更新履歴
- 2025. 4. 9.
- 新規公開。