1999/10/16 公開
担当:カルネアデス

ADAM の続き (仮名)

桐野杏子 #04


地上に出てからこっち、私たちはがむしゃらに走ったわ。
荷物も半分男の子に持ってもらってるし。

少年 「ちょっと、荷物多すぎない?」

桐野杏子 「我慢してよ‥‥もう追ってこないかしら?」

よく考えたら私も今となっては、警察関係者じゃなかったわ。
あそこは警察権が無いから‥‥

少年 「ちょっと。」

後はまりな先輩と連絡を取ってごまかしたらいいわ、どうせ連絡とるつもりだったから。
あの男のおかげで助かっちゃったわ、交番に飛び込んだら私の方が‥‥

少年 「ちょっと、前前々ぇーーー!!」

桐野杏子 「なに‥‥きゃぁ!!」

男 「うぉぉ!?」

あっちゃー、またやっちゃった、
ああーーー、買い物袋大丈夫かしら?
中身をぶちまけてたら拾うのに時間かかっちゃって、あの男に追いつかれちゃう!

桐野杏子 「買い物袋は‥‥無事ね。」

ほっと一息つこうとした瞬間、

男 「あのなぁ、ぶつかっといて買い物袋の心配かよ。当たられた俺様はどうなんだ?」

あ、忘れてたわ、ぶつかった人の事を‥‥

桐野杏子 「ああ、すいません。ちょっと急いでいたもの‥‥あれ?」

男 「‥‥お前、たしかどっかで見た事が。」

そこにはまりな先輩の話の肴(さかな)に使われる(?)、
天城小次郎(あまぎこじろう)さんの姿があった。

to be continued ...


あとがき

どもです、とりあえず上げることにしました。
普通こんなに早く視点が重なり合わないんでしょうけどね(冷汗)

えっと、杏子は寿退社(?)したので内調に席ないんですけど、#03 で警察関係者と書いてて‥‥
『杏子はまだ警察関係者にしてるんですか?』とメールにて突っ込みいただきましたので。

まあただの勘違いだったわけですけど、あそこの機関警察権なかったので使おうかなと‥‥。

ホントはただの嘘だったんですけどねぇ。 警察関係者(だった)とかね。
このメールのおかげでいい設定が増えました、ありがとうございました m(_ _)m

これで話が進みます(マジで)


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