【サムナンプレ】必ずこの数字が入るのさ

 合計枠によっては、合計値が唯一パターンにかなり近いことがあります。
 その時、数字の組み合わせは一意ではないものの、枠に入る数字について手掛かりが生まれています。
 「枠内に必ず入る数字」というものが存在するんです。
 (難易度:★★★)

1.唯一パターンでなくてもちょっとイケる

 合計枠が唯一パターンではない時、枠に入る数字の組み合わせは一意に決まりません。
 しかし、合計値が唯一パターンに非常に近い時、組み合わせは2〜3通りくらいしかありません。
 その組み合わせの中には共通の数字があったりするんです。

図 1-1

 図1-1、赤色枠を見てみましょう。
 3マスで合計値は8。唯一パターンではないけれど、合計値は6や7にやたらと近い。
 この時、チャンスが芽生えています。

 ちょいと数字の組み合わせに着目してみましょう!
 組み合わせを洗い出してみると……、

  • 3マス合計値8となる組み合わせは2通り。
    • 125
    • 134

 この2通りの一方が赤色枠を占めることになります。
 でも、どちらの組み合わせであろうとも……ある数字は必ず入りそうですね!
 そうです。数字1です。

図 1-2

 というわけで、これが成り立ちます。

  • 赤色枠3マスのどこかに数字1が入ることが約束された。

 唯一パターンに近い合計枠には、必要不可欠なメンバーが居る。
 合計枠にはこういう性質があるんです。

 それを知った今、緑色枠が輝いて見えるのではなかろうか。
 その枠の数字1が赤色枠に直撃!

  • 赤色枠に数字1が確定する。

 図1-2 の通りです。
 唯一パターンに近い合計枠、時として大きな役割を果たすんです。

 3マスで合計値が6〜8である時、その枠には必ず数字1が入ります。
 もしそういう枠を見つけたなら、数字1をちょいと意識しておくと良いでしょう。
 そこに解決への道が隠されているかもしれません。

図 1-3

 大きい合計値でもやってみましょう。
 図1-3 の赤色枠、今度は4マスで合計値27。
 これも唯一パターンではないけれど、合計値は30や29に非常に近いですね。
 この場合はどうでしょう?

  • 4マス合計値27となる数字の組み合わせは3通り。
    • 3789
    • 4689
    • 5679

 おぉ、数字9が共通しとる!
 というわけで、赤色枠に数字9は必要不可欠となったわけです。

図 1-4

 となれば、緑色の1マス枠が決め手になりそうだ。

  • 赤色枠に数字9が確定する。

 これも同様、唯一パターンに近い合計枠に手筋あり!
 上級問題では、これを見逃さないようにしたいところです。

 ちなみに、4マス合計枠の場合、合計値が27〜30ならその枠には必ず数字9が入ります。
 もしその枠を見つけたなら、数字9をちょびっと思い出すべし!

 ……とまぁ1マス枠を決め手にして解説をしましたが、当然ながら、いつでも1マス枠が助けになるとは限りません。
 実戦では同盟の手筋がメインとなるので、次セクション2では2国同盟とのコラボ例を挙げて解説しましょう。

2.実際に使ってみよう!

図 2-1

 図2-1 を見てみましょう。
 紫色&緑色&赤色、今回はこの3枠が主役です。
 そして、前セクション1の解き方が活きるのは緑色枠。
 早速、数字の組み合わせを調べましょう!

  • 4マス合計値13、組み合わせは3通り。
    • 1237
    • 1246
    • 1345

 もちろん、注目すべき数字は1です。
 紫色枠からスタート、緑色枠を経由して、赤色枠に結論が待っています。

図 2-2

 まず、3枠に対してはこれが成り立ってますね。

  • 紫色・緑色・赤色枠、どれも必ず数字1が入る。

 それを踏まえて、数字1をちょいと追ってみましょう。

 まず、紫色枠は2国同盟。
 それがヨコ列に作用して、緑色枠に数字1はA, Bの一方に必ず入ることになった。
 そうなると、今度はマスA, Bがタテ列に作用して、赤色枠の2マスに数字1が入らなくなった。

 で、こうなった!

  • 赤色枠に数字1が確定する。

 3枠の見事な連携で数字1が決まりました😃
 ついでに、マスBに数字1はNGとなったから、数字1はマスAに確定します。

図 2-3

 もう一例やってみましょう。
 図2-3、今度は盤面中央の緑色&赤色枠。
 赤色枠に入る数字、組み合わせは……、

  • 3マス合計値22、組み合わせは2通り。
    • 589
    • 679

 赤色枠には必ず数字9が入る。
 さて、どこに入るでしょう?

  • 数字9はマスCに確定する。

 理由は簡単!
 緑色枠に必ず数字9が入ることを考えれば、マスD, Eに9を入れられないことが簡単にわかります。

図 2-4

 実は、話はそれだけでは終わらない!
 緑色枠を見ると、数字8も約束されていますね。
 となると、こういうことも言えるんです。

  • マスDにもEにも数字8は入らない。

 これは何を意味するのか?
 赤色枠の候補数字8が全滅したということです。
 ということは……?

  • 赤色枠に入る数字の組み合わせは 589 ではない。
    679 である。

 なんと、選択肢の片方がサヨウナラしてしまった!
 このおかげで、2マスD, Eは数字6, 7に限定されるわけですね。

 盤面には数字8と9しか現れていないのに候補数字5が消えるという、なんとも不思議な展開が起きた。
 いや〜、こういうこともあるんですなぁ😊

 こんなふうに、合計枠の手筋は時として強力にはたらき、対象の合計枠から組み合わせの選択肢さえ奪ってしまうのです。
 合計枠達の持っている能力は豊富です。
 これらを知って使いこなせるようになれば、さらにサムナンプレマスターに近づけるかもしれませんね😄

3.合計枠が列やブロックにまるごと含まれていると……

 合計枠は実に豊富で、列やブロックにすっぽり収まっている物もあります。
 その時、もっと強い結論を導けるんです。
 このセクションでは、そういう合計枠について解説します。

図 3-1

 図3-1、左上ブロックの緑色枠。
 4マスで合計値は27。
 数字の組み合わせは 図1-3 で示してますが、あらためてもう一度。

  • 4マス合計27、組み合わせは3通り。
    • 3789
    • 4689
    • 5679

 数字9が共通しているのはご存じの通り。
 もちろん、成り立つのはこれです。

  • 緑色枠内に必ず数字9が入る。
図 3-2

 もちろん、話はここで終わらない。
 この緑色枠、ブロック内部にまるごと含まれていますね。
 だから、こ〜んなことも成り立っちゃう!

  • 左上ブロックでは、数字9の入らないマスが生じる。

 図3-2 だと、×印のマスが該当します。
 5カ所のバツもオマケで付いてくるんです。
 理由は簡単。
 数字9は必ず緑色枠の中ですもんね。

 ちなみに、この後は赤色枠16に数字が確定します。
 もちろんバツのおかげです😃

 このように、ブロックにスッポリ収まった合計枠はブロックに影響を及ぼす。
 合計枠の隠れたチカラです。

図 3-3

 列の場合も解説しましょう。
 図3-3 の緑色枠。
 組み合わせは 図1-1 で示しましたが、あらためてもう一度。

  • 3マス合計値8、組み合わせは2通り。
    • 125
    • 134

 共通の数字は1。
 こういう結論に至ります。

  • 黄色ヨコ列では、数字1の入らないマスが生じる。

 図3-3、×印の6マスが該当します。
 1列ごっそりバツだらけ!
 さらに赤色枠4も数字が決まりますね😃

 このように、枠によっては副産物も得られることがあります。
 列やブロックに合計枠がスッポリ収まっているか否か、ここも要チェック!

4.合計枠が広いと複数の数字がイケたりする

 今までは、結論には数字1と9しか現れませんでした。
 しかし、合計値が唯一パターンに肉薄している時、数字2や8などが新たに加わることもあるんです。
 4マス以上の枠に対してこの話は起こります。

図 4-1

 図4-1、盤面上部の緑色枠。
 5マスで合計値は18ですね。
 この枠を考えてみましょう。

 まずは、例によって組み合わせを洗い出し。

  • 5マス合計値18、組み合わせは3通り。
    • 12348
    • 12357
    • 12456

 数字1が共通している、というのは今さら言うまでもありません。
 が、よ〜く見たらもう1つ共通してますね!
 数字2です。
 というわけで……、

  • 緑色枠には数字1と2が必ず入る。

 この事実、マスAに直撃します!
 解法 Common Peer Elimination が大きな決め手となって……。

図 4-2

 このマスA、緑色枠のどのマスともヨコ列またはブロックを共有していますね。
 だから、緑色枠に入るであろう5つの数字は、どれもマスAに入れられなくなる。
 前図4-1 の話を思い出せば、こういう結論に至るんです。

  • マスAには数字1も2も入らない。

 ちなみに、マスAには数字3が確定します。
 さらに、緑色枠全域で数字3がNGとなり、緑色枠に対する数字の組み合わせは 12456 に決まります。

 おぉ!
 図2-4 と同様に、緑色枠から組み合わせの選択肢を奪ったぞ!
 しかも2つも!

 5マスだと、15や16が唯一パターンの合計値。
 18はそれにかなり近く、共通数字が複数現れた。
 しかも、さらに近い合計値17だと数字1, 2, 3が共通します。
 (組み合わせは 12347 と 12356)
 多くの数字を枠内に閉じ込めることができる。これは大きな手掛かりとして使えるかもしれませんね。

 最後に、数字7, 8, 9を閉じ込めたパターンで解説を終わりにしましょう。

図 4-3

 図4-3 の緑色枠。5マスで合計値は33。
 唯一パターンである合計値35, 34にかなり近い。
 さぁ洗い出し。

  • 5マス合計値33、組み合わせは2通り。
    • 36789
    • 45789

 見ての通り、共通の数字は3つ。
 というわけで……、

  • 緑色枠内に必ず数字7, 8, 9が入る。

 緑色枠は数字7〜9をガッチリ抱え込む。
 そのおかげで、マスBは数字6しか入らなくなりました。
 ついでに、選択肢36789も消滅してイイこと尽くめ😊

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