1.どういう解法?
スタンダードナンプレでは、X-Wing は2行2列を舞台とする解法であった。
実は、サムナンプレだとその舞台はいとも簡単に作れるんです。
その舞台とは、例えば 図1-1。
青色2列に敷かれた2個の緑色枠。
これがサムナンプレ版 X-Wing の舞台の1つです。
- 緑色枠は青色ヨコ2列に沿って並んでいる。
- そして、枠内の全4マスは黄色タテ2列にも並んでいる。
- どちらの枠も唯一パターンである。図1-1 では合計値3。
2つの枠が唯一パターンであることに注意しましょう。
そして、合計値が同じである時、スタンダードナンプレより少し強い結論が待っています。
その結論とは……?
- 緑色枠の属するタテ2列において、枠の外側にあるマスに数字1も2も入らない。
図1-2 だと、×印のマスが該当します。
全部で14マス。こんなにも1と2を入れられなくなる。
枠外の黄色マス、全滅!
この結論の珍しい点は「1も2も」というところ。
一挙に2つの数字が作用するという、少し強い結論が出るのです。
その理由を説明しましょう。
どちらの緑色枠も数字1, 2の唯一パターン。
ということは、青色ヨコ列においてこんなことが成り立ちます。
- 青色ヨコ2列において、数字1も2も枠内にしか入らない。
数字1, 2両方に対して、スタンダードナンプレの解法 X-Wing と同じ状況が生まれたのです。
というわけで、その解法を適用できる。
結果、黄色タテ2列において数字1も2も枠内に入れざるを得なくなる。
2列にわたって黄色マスは数字1, 2を受け付けなくなるんです。
別のパターンも紹介しましょう。
図1-4、今度は合計3&4のペアです。
この場合はこういう結論に。
- 黄色タテ2列において、枠外のマスに数字1は入らない。
- さらに、2ブロックにおいても枠外に数字1はNGとなる。
青色2列で数字1の X-Wing ができあがってますもんね。
枠外の黄色マス、全滅!
さらに、2つの枠内に数字1が必ず入ることから、その影響はブロックにも伝わります。
18マスにわたる壮大な消去劇😆
こんなふうに、2マス合計3, 4の枠を2個整列させるだけで X-Wing ができちゃいます。
この配置の2枠を見つけたら、X-Wing を思い出しましょう!
あっ。
当然ですが、合計値3, 4以外にも唯一パターンはありますね。
合計値16, 17です。
その合計枠でも X-Wing が使えます。次セクション2で解説しましょう😊
2.実際に使ってみよう!
図2-1 からは、あるマスに数字が確定します。
それを X-Wing で突き止めてみます。
合計値16&17の枠、仲良く並んでいますね。
そこに目を付けましょう!
図2-2、2つの緑色枠。
数字9に着目すれば、青色タテ2列に X-Wing のチャンスが生まれている。
そこを攻めてみる。
- 黄色ヨコ2列において、緑色枠外のマスに数字9は入らなくなった。
黄色マス、全滅!
数字9は2列ごっそりNGとなりました。
さぁ X-Wing で盤面をバツだらけにしたところで、もぅちょい解き進めてみましょう。
右上の赤色枠、2マスに×印が付きましたね。
そこを足掛かりに赤色枠をちょいと攻めてみたい。
赤色枠は4マスで、合計値は28。
これは唯一パターンではないけれど、可能な数字の組み合わせは非常に少ない。
4789, 5689の2通りだけです。
この2つ、よ〜く見ると8と9が共通していますね!
ということは、こんなことが言えるんです。
- 赤色枠に数字8と9は必ず入る。
それを踏まえて、あらためて数字9に着目しましょう。
×印マスに9は入らず、右下隅の1マス枠を見ると……?
赤色枠に数字9が確定するんですね😃
3.Swordfish も一応存在できる
ここからは余談です。
合計枠達のおかげで、2行2列の舞台は簡単に整いました。
じゃぁ、3行3列の舞台はどうだろう……?
そんな疑問が思い浮かび、ちょいと Swordfish を作ってみました😊
図3-1 の緑色枠3個。
三の字を描くように綺麗に並んでいます。
- 緑色枠はヨコ3列に沿って並んでいる。
- そして、枠内の全9マスはタテ3列にも並んでいる。
- 唯一パターンではない枠もあるが、合計値は6〜8のどれかである。
合計8は唯一パターンではないけれど、可能な数字の組み合わせは2通りしかありません。
125, 134の2通り。
そのため、合計8の枠内には必ず数字1が入ります。
というわけで、ヨコ3列において数字1の入る場所は緑色枠内に制限されている。
そういう状況になりました。
……あれ?
これって、Swordfish と同じ状況になってる !?
そう。
青色ヨコ3列で Swordfish が成立しているんです。
これがわかれば、もぅ結論は早い!
- 緑色枠の属するタテ3列において、枠外のマスに数字1は入らない。
図3-2 だと、タテ3列がバツだらけ。
黄色マス、全滅!
こうなる理由は、スタンダードナンプレの Swordfish と同じです。
黄色タテ列においても数字1は必ず枠内に入らざるを得ないからですね。
ついでに。
Swordfish をキメた後、右下の1マス枠に目を向けてみる。
あら、一番下のヨコ列に数字1の入る場所は1カ所しかなくなっちゃいました😄
スタンダードナンプレの Swordfish と同様に、必ずしも合計枠が3マスである必要はありません。
例えば、図3-3 の緑色枠のように短くてもOKです。
大事なのは、次の2つを満たしているということです。
- 枠内のマスがタテ3列にもヨコ3列にも整列している。
- 各ヨコ列において、対象の数字(図3-3 では数字1)は枠内にしか入れられない。
それさえ満たしていれば、枠のマス数は関係ありません。
うまく Swordfish ができたことに味を占め、ちょっと調子こいて Jellyfish も作ってみました💦
- 緑色枠は青色ヨコ4列に沿って並んでいる。
- そして、枠内の全14マスはタテ4列にも並んでいる。
- 合計値は適切な範囲内にある。
4マス枠に必ず数字1を入れたい時は、合計値を10〜13のどれかにするとOK。
合計値12と13は唯一パターンではないけれど、数字1は確実に枠内に入ります。
というわけで、結論はこう。
- 緑色枠の属するタテ4列において、枠外のマスに数字1は入らない。
図3-4 のタテ4列、全滅!
もぅここまでバツバツしいと、爽快感すら覚えます😅
まぁ、実戦で Swordfish や Jellyfish が現れることはまず無いでしょう。
綺麗な三の字・川の字の合計枠を見つけた時にでも、fish 系解法をちょっぴり思い出してみてください。
合計値がどれも小さいなら数字1(大きいなら数字9)の大物が釣れるかもしれません😊
更新履歴
- 2025. 2.25.
- 新規公開。