どかかぁぁぁぁん!! 桐野杏子「きゃぁ!?」 どかかぁぁぁぁん!! 甲野三郎「む!?」 どかかかかあかあかぁん!!!!! 桐野杏子「本部長!!」 甲野三郎「何かね?」 桐野杏子「何かね? ‥‥じゃないわよ、この髭おやじ。」 本部長の髭(ひげ)を思いっきり引っ張る。 びいいいいいぃぃぃぃぃぃん。 甲野三郎「いだだだだ、止めてくれたまえ。」 ばちぃぃっぃん。 はい、離したわよ。 甲野三郎「うぐ‥‥桐野君キミね、誰かさんにそっくりだよ‥‥。」 桐野杏子「今の爆発音、この内部でしょ!?」 そう、今の爆音は私が内閣調査室へ初出勤する前に巻き込まれた爆発に似ていた。 だから‥‥だから絶対に爆発物が爆発した音なのよ!! 甲野三郎「多分ね。」 机の上においてある湯飲みに手を伸ばす本部長。 桐野杏子「何くつろいでるんですか!?」 甲野三郎「そうだね、見てみるか‥‥。」 本部長がずずず‥‥とお茶を啜(すす)りながら机にある端末を操作する。 画面に、内調内部の光景が映し出される。 ‥‥ん? これって‥‥。 桐野杏子「ああああああああ!?」 甲野三郎「今度は何?」 桐野杏子「この人です尾行犯!!」 私は射撃場を映している画面を指差した。 甲野三郎「‥‥そうか。」 桐野杏子「早く捕まえないと‥‥館内放送を!!」 甲野三郎「うーん、それは無理な相談だよ。」 髭を弄(もてあそ)ぶ本部長。 桐野杏子「どうしてですか!?」 机を思いっきり叩く私。そんな私の行動もいつもの通り のほほんと躱(かわ)している様に見えた本部長は一言ショックな事を言った。 甲野三郎「‥‥さっき言ったじゃない、人がいないって。」 桐野杏子「そっ‥‥そこまでいないんですか?」 甲野三郎「それと手伝って、今日はみんな外に出てるのよ。」 なんてこと‥‥私たちだけで捕まえないといけないの!? 本部長は席を立ち部屋の隅においてある外套(がいとう)を身に纏(まと)っているわ‥‥。 そして私に向きかえり、目深(まぶか)に被(かぶ)りすぎた帽子を少し上げながら私に言った。 甲野三郎「あんまり気は進まないんだけどねぇ‥‥しかたないねぇ。行こうか桐野杏子君。」 私は初めて見たかもしれない本部長の本当の真剣な顔に見惚(みと)れた。 どれだけそうしていたのか分からないけど‥‥本部長に肩を叩かれて 我に返った私に本部長が一言囁(ささや)いた。 甲野三郎「買い物袋‥‥此処(ここに)に置いて帰らないでね。」 |
あとがき こんにちはカルネアデスです。 えー、最近いろいろあったので更新しました (^^; 何やらそれなりに確かな情報があったようですので‥‥ホントの所は不明ですけど(冷汗) ナントなくというか珍しく筆が走ったという事です、 ナデシコの方走らせたいのですけれどね、いつになるやら‥‥。 なんか長いように見えますけど容量で見たら普通でした(笑) 本部長がカッコ良くなっているような気がするのは気の所為です (^^; いや‥‥なんかカッコ良くなっているような気が(冷汗) 人材不足と軽く書いたのにこんな事になってしまうとは‥‥恐い世界です(こらこら) えっと題名、そろそろ決めようと思います(今更) (仮)が本題だったのですけど(大マジ) OP動画でも作ろうかと思って歌アリで!‥‥未定ですけど(笑) 使うものは決めて編集済みですけど‥‥EDは二つほど、なにやってんだか。 タイトルがでかでかと(仮)って出るのはどうかも思ったので(笑) あんまり変わってませんけど、 『ADAM THE ETERNAL FACTOR』 か 『ADAM THE SPIRAL FACTOR』 です(笑)単純な英語ですので意味は解ると思いますけど‥‥ どちらが好みか意見を戴きたいです、駄目ですか? あと、なんか良い題名あったら送ってください、それでは。 |
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