1999/10/09 公開
担当:カルネアデス

ADAM の続き (仮名)

天城小次郎 #03


‥‥くそ、いらいらするだけだな。
夜風にでもふかれるか。

天城小次郎 「‥‥。」

車にもたれ掛かりながら、ぼーっとする。
うーむ、この車は処分するべきなのだろうか。

いや、ダメだな。
それはやめよう、俺自身への戒(いまし)めの為にも、だ。

車から視線を逸らすと人混みが目に入ってくる。
この時間だとやはり人が少ない‥‥な。
歩いている連中といえば会社帰りの奴等が、帰路を急いでいるというところか。


ふと夜空を仰(あお)ぐ。
流石(さすが)と言っておこう、俺の城―――探偵事務所の事だぜ―――がある
海岸沿いの倉庫とは雲泥(うんでい)の差だな。
セントラルアベニューの高層建造物群は。

まったく、こんなホテルがあるせいで、星空が拝めないんだな。
って、なに言ってんだ俺は‥‥。

to be continued ...


あとがき

こんにちは、やっと話が動き出す寸前前(?)って所までこぎつけました(こらこら)
小次郎の方も文章増やさないとね(笑)


天城小次郎#01天城小次郎#02桐野杏子#01桐野杏子#02に加筆。


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